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今日は自宅でDVD。
山中貞雄監督『河内山宗俊』(日活、1936年)。
美人のお浪(原節子)は、甘酒を売って生計を立てている。心配なのはヤクザな弟・広太郎のことだ。ヤクザの森田屋の用心棒・金子(中村翫右衛門)とならず者の河内山宗俊(河原崎長十郎)は、ともにお浪に好意を抱いている。広太郎は名前を偽って、宗俊の根城に出入りしている。金子と宗俊の二人は、知り合って、やがては意気投合するようになる。
そうした中、広太郎は武家の小柄を盗み、さらには森田屋の身請けした女郎と駆け落ちして上死なせてしまう。森田屋はお浪に300両もの大金を求め、彼女を売り飛ばそうとする。宗俊は一世一代の大芝居で、宮家の名代の高僧に扮し、松平出雲守の屋敷から大金を騙し取る。ところが、その間にお浪は売り飛ばされてしまい、広太郎は森田屋を殺してしまう。
森田屋の追っ手が迫る中、宗俊と金子は命を捨てて広太郎を逃がし、お浪を救おうとするのだった。
コメディ・タッチながら、最後は命がけで人助けをする二人の男の義侠心が描かれている。
原節子が初々しく美しい。当時まだ16歳だったはずです。前進座を代表する長十郎と翫右衛門は、さすがの風格です。
若き日の加東大介も、女衒の役で登場します。
江戸の庶民の暮らしぶりが、丁寧に描かれています。
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