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午前中から自宅でDVD(すみません、午後はしっかり働きます)。
絵ロール・モリス監督『フォッグ・オブ・ウォー――マクナマラ元国防長官の告白』(アメリカ、2004年)。アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞受賞の作品。
ベトナム戦争時の国防長官だったロバート・マクナマラ本人が、キューバ・ミサイル危機に始まって、第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして、ベトナム戦争での経験を回顧し、11の教訓を語る。「相手の身になって考えろ」から「決してと決して言うな」、「人間の本質は変えられない」などである。
米空軍の猛将カーティス・ルメイへの畏敬と批判、ケネディ暗殺の衝撃、ジョンソン大統領との確執などを、マクナマラが淡々と、しかし、時には感情を滲ませながら独白する。20世紀のアメリカ史を学ぶにも、たいへんよい教材だ。
第一次世界大戦が終わった1918年、マクナマラはまだ2歳だったが、当時の様子を記憶しているという。当時はスペイン風邪が流行しており、映像で多くの人がマスクをしている。
また、第二次世界大戦では、日本への戦略爆撃に際して、東京はニューヨークとほぼ同規模、横浜は
クリーブランド、大坂はロサンジェルス、名古屋はシカゴ、などと換算しながら破壊していったという。「わらわらは戦争犯罪人だ」と、マクナマラは認めている。
そのマクナマラも、今年7月に93歳で亡くなりました。
タイトルは、戦争は「五里霧中」だという意味。
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