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東京行きの新幹線の中でDVDを。
加藤泰監督『沓掛時次郎』(東映、1966年)。原作はもちろん長谷川伸。
沓掛時次郎(中村錦之助)は助っ人稼業の流れ者で、つまらない出入りで弟分の朝吉(渥美清)を死なせてしまう。さらに、時次郎は一宿一飯の義理から、三蔵(東千代之介)という侠客を殺す。死に際に、三蔵は女房おきぬ(池内淳子)と子供の太郎吉(中村信二郎)を頼むと言い残す。
時次郎はその言葉とおりに二人を連れて旅に出る。おきぬは労咳を患っており、時次郎は甲斐甲斐しく看病する。やがて、二人は惹かれあう。だが、ある日、おきぬは太郎吉を連れて姿を消してしまう。
それから1年。上州高崎で、時次郎はおきぬ親子と再会する。だが、おきぬの病状は悪化していた。治療費を稼ぐため、時次郎は地元のやくざの出入りに加勢する。10両の金を作って時次郎が戻った時、おきぬはすでに絶命していた。時次郎は太郎吉を連れて、堅気になる決心をするのだった。
他に、清川虹子や阿倍九州男ら。
『沓掛時次郎』は雷蔵主演のものも観たが、この加藤監督と錦之助コンビのほうが、哀愁ただよい優れていると思う。
錦之助と渥美清という組み合わせもおもしろいし、錦之助=千代之介のコンビはお馴染み。
子役の中村信二郎は錦之助の甥で、昨年錦之助を襲名しました。
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