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何人かの方のお話にありましたが、偶然、私も今日ツタヤで81/2を借りてきました。ほどなく鑑賞の予定です。
今日は広島から大阪に向かう新幹線で、ペドロ・アルモドバル監督・脚本『オール・アバウト・マイ・マザー』(スペイン、1999年)を鑑賞。
マドリッドで臓器移植のコーディネーターをするマヌエラ(セシリア・ロス)は、未婚の母として一人息子のエステバンを育ててきた。息子の17歳の誕生日に、親子はテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』を観にいく。マヌエラは昔アマチュアの劇団でこの作品を演じたことがあった。芝居に感動した息子は、主演女優のウマ(マリサ・バレデス)のサインを求めて駆け出し、車に轢かれて死んでしまう。息子の臓器が他人に移植されることになる。
失意のマヌエラは、かつてエステバンの父と暮らしたバルセロナに向かう。そこで昔の仲間に再会し、若い尼僧ロサ(ベネロベ・クルス)とも出会う。マヌエラは偶然、ウマの付き人になる。一介のファンが大女優の付き人になるのは、映画『イヴの総て』と同じ展開である(だから、題名が『オール・アバウト・マイ・マザー』つまり、母のすべて。死んだエステバンは母の半生を知りたがっていた)。ウマは麻薬中毒のレズビアンの恋人との関係に苦しんでいた。
さて、尼僧のロサは妊娠しており、さらに、エイズに感染していた。しかも、ロサのお腹の子の父親は、マヌエラの元恋人、つまり、死んだエステバンの父親だった。彼もまたエイズに冒されており、今ではドラッグ・クィーン(女装)になっていた。
男の子を出産して、ロサは死ぬ。男の子の名はエステバン。実は、女装の父親の本名もエステバンだった。三人目のエステバンである。マヌエラは三人目のエステバンの養育に生きがいを見出すのだった。
麻薬、エイズ、レズビアン、女装、売春婦(マヌエラの旧友、しかし、彼女も実は男)、痴呆症(ロサの父親)など、きわどいテーマを盛り込みながら、親子の絆や友情を感動的に描いています。
単純な私は、今度はスペインに行ってみたくなりました。
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