Koji Murataの映画メモ

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11月16日 邦画134

 自宅でDVD。クリス・シェリダン、パティ・キム監督『めぐみ――引き裂かれた家族の30年』(2006年、アメリカ)。製作総指揮は『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン。
 11月15日で横田めぐみさんが拉致されてから32年になるそうです。私はめぐみさんと同い年です。
 1977年にめぐみさんが新潟で行方不明になってから、やがて、それが北朝鮮による拉致だとわかり、小泉首相の二度にわたる訪朝につながっていく。今ではこれほどホットな拉致問題も、当初はいかに人々が冷淡かつ無関心であったかが、よくわかる。
 横田ご夫妻をはじめ、すでに鬼籍に入られた方も含めて、被害者家族の絶望、苦悩、怒り、そして団結と希望が、誇張なく描かれている。横田家の内部も、飾らず描写されている。ご夫妻もお年を召したなあと、若い頃の映像を観ながら、つくづく思った。
 彼らの思いと政治の現実の距離は、あまりにも遠い。私も何度も目頭を熱くしたが、この思いだけでは問題の解決はおろか進展もないのも、冷酷な事実だ。
 めぐみさんが小学校卒業前に歌ったというコーラスと独唱の録音は、まさに感動的。
 二人の監督はジャーナリストで夫婦だとか。それにしても、こうしたドキュメンタリーが日本ではなく、アメリカで作られたということも、考えさせられるところではある。

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