Koji Murataの映画メモ

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11月24日 邦画138

 名古屋の映画事情をご教示いただきながら、時間がなくてどこにも立ち寄れませんでした。
 名古屋から金沢に向かう列車内で一本。
 相米(そうまい)慎二監督『台風クラブ』(1985年、東宝=ATG)。
 ある地方都市(おそらく長野県)の中学校での数日の出来事。
 中学3年生の生徒たちは、漠然と不安や閉塞感を感じながら、毎日を送っている。そこに台風が到来し、彼らの情緒は不安定になる。
 担任の梅宮(三浦友和)は昔の情熱を失った三十路の男。女性関係でトラブルを抱えている。三上(三上恭一)は良家の子弟で、成績も良好、東京の高校に進学しようとしている。三上の恋人・理恵(工藤夕貴)は突然家出して、東京に向かう。台風で校舎が閉鎖された中に、三上や優等生の美智子(大西結花)、彼女に好意を寄せる男子生徒、不良少女の三人組が閉じもめられてしまう。男子生徒は美智子を犯そうとし、やがて我にかえって未遂に終わる。不良少女たちにはレズ的関係がある。三上は哲学に傾倒し、「死は生の前提だ」と叫んで飛び降り自殺を試みるも、見事に失敗する。
 台風一過の晴天のもとで、再び彼らの日常が戻ってくる。
 他に、尾美としのりや鶴見辰吾ら、80年代の懐かしい青春の顔も登場する。私にとって嬉しかったのは、用務員役で大映の往年の脇役・伊達三郎が出演していること。
 どこかシュールな青春映画で、80年代の風俗がリアルに伝わってくる。
 残念ながら、相米監督は2001年に亡くなっています。

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