Koji Murataの映画メモ

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12月15日 邦画144

 東京から京都までの新幹線車中でDVD。
 松田定次監督『水戸黄門 天下の副将軍』(東映、1959年)。
 水戸黄門(月形龍之介)は将軍綱吉(若山富三郎)を世継問題で諌めたばかり。そこに、実子で高松藩主の頼常(中村錦之助)が乱心しているとの噂を聞く。さっそく、光圀は助さん(東千代之介)と格さん(里見浩太郎)、それに用人(大河内伝次郎)を伴い、高松に向かう。事実なら、自ら頼常を手討にする覚悟である。
 実は、頼常は乱心を装って、家老・佐伯将監(山形勲)一味の陰謀を暴こうとしていたのだ。家老一味を退治した光圀は「高松藩のために、もう一度頼常に力を貸してくれ」と、高松藩士たちに膝を屈する。光圀と頼常は久しぶりに親子水入らずのひと時をもつのだった。
 他に、黄門一行に同行する町娘おはるに丘さとみ、高松藩の留守居役に進藤英太郎(珍しく、よい者)、その娘で頼常の腰元役に美空ひばり、板前に扮した公儀隠密に大川橋蔵ら、豪華な顔ぶれ。
 ひばりと里見が美声を披露する。乱心を演じる錦之助は堂に入ったもの。親子の情愛と御三家の威信を、月形の黄門は見事に両立させています。
 そう言えば、今年は錦之助の13回忌にして、ひばりの没後20年です。

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