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今夜は自宅でビデオをもう一本。
トニー・リチャードソン監督『長距離ランナーの孤独』(1962年、イギリス)。原作と脚本はアラン・シリトー。
貧しい家庭に育った18歳のコリン・スミス(トム・コートネイ)は仲間と窃盗を働き、少年院に収容される。少年院では権威主義的な院長(マイケル・レッドグレーブ)がコリンの脚力に着目して、特別扱いしながら厳しい訓練をさせる。名門パブリック・スクールとの対抗試合に勝って、少年院の名誉を高めるためである。厳然とした階級(クラス)の差がそこにはある。
労働者だった父の病死、母(アヴィス・バンネージ)との不和、仲間や恋人など、過去の出来事が回想される。いよいよ試合の当日、コリンは独走態勢になるが、ゴール直前で立ち止まり優勝を逃す。これが彼なりの院長(権威)への反抗であった。
主役のコートネイは新人だったそうですが、屈折した青年の心理を巧みに表現していました。
確かに、走っている時は孤独なものですね。人生そのものが長距離走でもあります。
白黒の映像が効果的でした。
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