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京都から東京への新幹線車中でDVDを一本。
ドン・シーゲル監督『殺人者たち』(1964年、アメリカ)。原作はヘミングウェーの短編です。
二人の殺し屋(リー・マーヴィンとクルー・ギャラガー)は、盲学校の教師を殺害する。殺されたのは元レーサーのジョニー(ジョン・カサベテス)だった。ジョニーが逃げもせず無抵抗に殺されたのを不審に思った二人は、ジョニーの過去をさぐる。実は、ジョニーは100万ドルの強盗の一人で、事件の背景に、彼を誘惑した美女(アンジー・ディキンソン)とその情夫(ロナルド・レーガン!)の姿を浮かび上がってくる。ジョニー殺害を依頼したのも、この男女だったのだ。
殺し屋たちは100万ドルを奪うべくこの男女を脅すが、銃撃戦の末みなが死亡してしまう。
リー・マーヴィンの演技が迫真。なにしろ、のちの大統領を射殺してしまうのです。レーガンは本作が唯一つの悪役とか。しかし、なかなかの貫録でした。カサベテスは愛する女に裏切られて、すでに虚脱状態だったからこそ、逃げもせず殺されていく悲しい男を、巧みに演じています。
シーゲル監督得意の暴力シーンのため、本来テレビ用に制作されたが劇場公開になった作品だとか。
ケネディ暗殺の翌年ですから、世情も敏感だったのでしょう。
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