Koji Murataの映画メモ

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8月8日 邦画66

 富士山に登頂したり、淡路島で会議だったりで、少しご無沙汰しました。
 今夜は自宅でDVD。石侍露堂監督『宣戦布告』(2002年)。原作は麻生幾。
 敦賀沖で潜水艦が座礁した。北東人民共和国のものだ。11人の特殊工作員が国内に潜入していた。原子力発電所の破壊が目的かもしれなかった。福井県警だけではとても対処できない。しかし、諸橋首相(古谷一行)以下、官房長官(佐藤慶)や外相、防衛庁長官らは、容易には自衛隊の投入に踏み込めない。
 民間人の被害者まで出て、内閣情報調査室長(夏八木勲)や主席秘書官(杉本哲太)らに支えられて、諸橋首相はついに自衛隊の派遣を決める。しかし、政府の機密情報は中枢部から北のスパイ(夏木マリ)に流出していた。しかも、自衛隊は交戦規則がないため必要な武器を使えず、多大の犠牲を出してしまう。主席秘書官は在日韓国人から帰化した人物で、危機の最中に解任されてしまう。さらに、北は事態をエスカレートさせようとし、アメリカや中国がこれに呼応したため、極東有事の危機が高まる。
 「宣戦布告」したわけではないのに、戦争の一歩手前まで行ってしまう日本。
 有事法制が整備される以前の物語ではあります。
 他に、多岐川裕美、財津一郎ら。
 今は亡き佐藤慶が官房長官を好演しています。
 ヒーローのいない戦争映画です。
 自衛隊は一切協力しなかったそうですが、『亡国のイージス』などより、よほど巧くできています。

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