Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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 なおさんは、みなみ会館でしたか。
 私は久しぶりに京都文化博物館に行きました。今月は戦国乱世の特集だそうです。
 伊丹万作監督『気まぐれ冠者』(千恵プロ、1935年)。
 気まぐれ冠者(片岡千恵蔵)と髭の勘十(田村邦男)という浪人が、ある大名家に仕官する。この国は豊かだが軟弱で、貧しいが強い隣国に狙われている。そこで、二人が隣国に密偵として送り込まれるが、捕らわれてしまう。
 だが、二人は姫君(市川春代)を篭絡し、鶏が金の卵を産むという話を広げる。彼らは夜盗とともに金の卵を密かに配り、あるいは密かに盗む。おかげで、隣国は鶏だらけで大騒動になり、戦どころではなくなってしまうのだった。
 まず、小豆色に雨の降るフィルム、その上トーキーなのに、ほとんど会話が聞こえません。
 そのため、20人ほどの観客の半数近くは熟睡しておられました。
 それでも残存する貴重な伊丹監督作品(たった4本!)の一つだそうです。
 そう言えば、何となく『赤西蠣太』の雰囲気と似ていました。

 因みに、最近皆さんの意見交換が活発ですね。
 さて2本目は、ブレット・ラトナー監督『ラッシュ・アワー3』(アメリカ、2007年)。
 国際的な中国マフィアを摘発しようとした中国の大使が、世界犯罪裁判所会議で狙撃された。警護に当たっていた香港警察のリー刑事(ジャッキー・チェン)はロス市警のカーター(クリス・タッカー)と再びコンビを組んで、捜査に当たる。
 フランス語を話す中国系の殺し屋を捕まえた二人は、パリに向かう。そこで二人を待ち受けていたのは、ケンジ(真田広之)という殺し屋だった。彼は香港の孤児院でリーと兄弟同然に育った男だった。
 留学時代に『ラッシュ・アワー』を面白く観た記憶があったのですが、今回3を観てみると、あまりの粗雑さに唖然としました。私のテイストが変わったこともあるでしょうが。
 数ヶ月前に期せずして1週間以上滞在したパリの町並みを楽しめたのが、数少ない収穫でした。

 ワシントンからの帰路の飛行機で2本。
 まず、デヴィッド・アンスポー監督『勝利への旅立ち』(1986年、アメリカ)。
 1951年のインディアナ州の田舎町。この地のヒッコリー高校に、ノーマン(ジーン・ハックマン)がバスケットボールのコーチとして赴任してくる。彼はかつて名門大学でコーチをしたが、暴力事件を起こして放逐された身だ。
 高校のバスケットボール・チームは、かつての花形選手が辞めたため、人数不足で弱体だった。しかも、田舎町の人々はよそ者に排他的だ。ノーマンの厳しい訓練に選手たちは反発し、住民たちからは排斥運動まで起こる。
 それでも、ノーマンはマイラ(バーバラ・ハーシー)という同僚の教師やアル中のシューター(デニス・ホッパー)らの協力を得て、チームの団結を強め、ついには州大会での優勝にまで導くのだった。
 よくあるスポーツものだが、ノーマンという中年男と必ずしも美人ではないマイラとの恋愛や、シューターの苦悩が描かれていて、作品に深みを与えています。
 また、中西部の、しかも60年近く前の排他性も、よく描かれています。原題のHoosiersはインディアナ田舎者のことです。

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