Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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 最近新たにコメントしてくださる皆さん、ありがとうございます。
 ホテルで日本から持ってきたDVDをもう一本。
 内田吐夢監督『大菩薩峠 完結編』(1959年、東映)。
 机龍之介(片岡千恵蔵)は旗本・神尾主膳(山形勲)の客分として、甲府にいる。神尾は上司に当たる甲府支配・駒井能登守(東千代之介)の失脚を画策している。机を追う宇津木兵馬(中村錦之助)も甲府に赴くが、神尾の奸計で捕らわれてしまう。
 兵馬は破獄するが、能登守に救われる。一方、机は能登守殺害に失敗し、かえって神尾に命を狙われる。机は大菩薩峠に向かった。それを追う兵馬とお松(丘さとみ)。
 やがて、兵馬は復讐の虚しさを悟るが、机はますます地獄の業火に苦しみ、笛吹川の洪水に呑み込まれていくのだった。
 因果応報。仏教色を前面に押し出した仕上げです。著者の中里介山も原作を「大乗小説」と呼んでいたそうです。
 この仏教色のためもあって、千恵蔵の机のほうが雷蔵のそれより陰影と苦悩に満ちているように思います。
 瓜二つの女性が何組も登場するのも、この作品の特徴です。何しろ原作は全40巻だそうですから、とにかくストーリーが入り組んでいます。
 山形演じる神尾の憎々しいこと。やはり、時代劇は悪役のスパイス次第でしょう。

 ニューヨークの映画館で、オリバー・ストーン監督"Wall Street Money Never Sleeps"(2010年、アメリカ)を鑑賞。
 1987年作品の続編です。
 かつてウォール街に君臨し、インサイダー取引で逮捕されたゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)は、2001年に刑期を終えて出所した。
 それから7年。ウォール街の大手証券会社がヘッジファンドに追い詰められ、社長が自殺した。同社で社長を師と仰いでいた若手証券マンのジェイク(シャイア・ラブーフ)は、復讐を誓う。彼の恋人ウィニー(キャリー・マリガン)は、実はゲッコーの娘だった。彼女は父を許すことができない。
 ジェイクと出会ったゲッコーは、若者に宿敵ブレトン・ジェームズ(ジョシュ・ブローリン)への復讐をアドバイスする見返りに、自分と娘との和解をとりもつよう、取引を申し出るのだった。
 2008年の金融危機が背景になっています。
 ブレトンがかつてのゲッコーにあたります。ジェイクはかつてチャーリー・シーンが演じたフォックス役でしょう。ちなみに、シーンもフォックス役で一シーンだけ登場します。
 ゲッコーは刑務所生活で、金よりも時間が大事だと気づいたとい言います。「時は金なり」です。
 物語には、中国の投資が絡んでおり、前作との時代の変化を痛感します。
 そもそも、冒頭で出所するゲッコーの所持品だった携帯電話の大きなこと!
 もう一度、前作も観てみたくなりました。

 

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