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今夜は自宅でビデオ。アンジェイ・ワイダ監督『地下水道』(ポーランド、1956年)。
1944年9月、ポーランドの首都ワルシャワは廃墟と化していた。ザドラ中尉(ヴィンチェスワフ・グリンスキー)率いるパルチザンの中隊は、ドイツ軍に包囲されて壊滅を待つのみ。そこで、彼らは地下水道から脱出することに。だが、汚水と有毒ガスの中で、部隊は散り散りになり、ある者は自殺し、ある者は発狂し、そして大半はドイツ軍に捕らえられてしまう。
若いコラブ(タデウシュ・ヤンチェル)とデイジー(テレサ・イゼウスカ)――失明した男を女が必死に支えるが、明かりにひかれてたどり着くと、出口には鉄格子が。ザドラと副官はなんとか無事に地上に脱出を果たしたが、後続部隊はいない。副官は部隊が後続していると、中尉を騙し続けていた。副官を射殺したザドラは、再び暗渠に戻っていくのだった。
カンヌやモスクワの映画祭で、ワイダの令名を高めた作品。
救いのない閉塞感が残る、暗いく暗い作品です。
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