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富山の映画館で佐藤純彌監督『桜田門外ノ変』(2010年)を観賞。
1860年。尊皇攘夷を唱える徳川斉昭(北大路欣也)の水戸藩では、関(大沢たかお)らが脱藩して、専横を強める大老・井伊直弼(伊武雅刀)を桜田門外で暗殺した。
しかし、約束と異なり、薩摩藩は京都で挙兵しない。幕府だけではなく、水戸藩も暗殺者たちを捕らえようとする。仲間が一人二人と死に、あるいは捕らわれる。最後の一人となった関も、ついには捕まり死罪となるのだった。
われわれのあまりよく知らない事件後の動きを丹念に追っています。原作は吉村昭で、彼らしい着想です。
しかし、映画としては、冒頭でクライマックスたる桜田門外の変が起こってしまいますから、あとは冗長です。しかも、時間が前後して混乱します。
『男たちのYAMATO』でもそうですが、佐藤監督は滅び行く男たちを描こうとしています。しかし、開国を唱えた井伊はまちがっていたのでしょうか。専横という手法の問題と開国という方向性の問題は別です。「桜田烈士」などと呼ばれたところで、彼らの暗殺が場当たり的なものであったことは明らかです。
しかし、この事件に薩摩がここまで深く関与しているとは知りませんでした。
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