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東京に向かう新幹線でDVDを一本。
ウィリアム・ディターレ監督『ゾラの生涯』(1937年、アメリカ=ワーナー・ブラザーズ)。
フランスの文豪エミール・ゾラの半生を描いた作品で、アカデミー作品賞を受賞。
貧しい文筆家のゾラ(ポール・ムニ)は権力を批判しつつ、親友の画家セザンヌや妻に支えられて暮らしている。だが、ある時、売春婦のナナと出会い、彼女の物語を書いたところベストセラーになる。
ゾラは大成し、アカデミー・フランセーズの会員に推挙されるまでになるが、反骨精神を失っていく。そんなある日、反逆罪で逮捕され有罪になった陸軍のドレフィス大尉(ジョセフ・シルドクラウト)の無実をはらすよう、ドレフィス夫人に求められる。
ゾラは立ち上がり「私は糾弾する」という文章を新聞に発表するが、陸軍に訴えられる。裁判でも陸軍は露骨な介入を示す。有罪になったゾラはロンドンに亡命し、ドレフィス無罪を国際世論に訴え続ける。ついにフランス政府も動き出し、陸軍の隠ぺい工作が露見する。
ドレフィスが名誉を回復し復職する前夜、ゾラは書斎で一酸化炭素中毒で亡くなってしまうのだった。
「真理はつねに前進する」
「愛国心の方法は様々だ。ある人は剣で、ある人はペンで」
ポール・ムニのゾラが見事に老けていきます。
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