Koji Murataの映画メモ

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 久しぶりに京都みなみ会館へ。
 ハル・アシュビー監督『ハロルドとモード』(1971年、アメリカ)。
 ハロルド(バッド・コート)は上流階級の子弟だ。だが、母親(ヴィヴィアン・ピックルズ)は権威主義的で冷淡極まりない。ハロルドは自殺の真似をすることで母親の関心を惹こうとするが、いつも無視される。
 ハロルドのもう一つの「趣味」は、見知らぬ人の葬儀に参列することだ。そこで、彼は不思議な老婆モード(ルース・ゴードン)と出会う。若いハロルドが生きた屍なら、老いたモードは生命力に溢れている。彼女の型破りな生き方に、ハロルドはどんどん惹きつけられていく。生まれて初めての友人である。
 やがて、ハロルドはモードと結婚する決意をして、周囲を驚かせる。しかし、それも束の間、モードは80歳の誕生日に、かねてよりの予定通り服毒自殺するのだった。
 ルース・ゴードンは、本当に味のある女優でした。
 生と死、若さと老いが対比され、そして交錯する作品です。
 折々に流れる歌詞がまたいい。
 ハロルドが切腹(ハラキリ)の真似をするシーンがあって、そこで彼は「スキヤキ」と叫びます。

11月3日 邦画100

 自宅でDVD。
 高橋伴明監督『丘を越えて』(2008年)。原作は猪瀬直樹の『こころの王国』で、猪瀬も顔を出している。
 東京の下町で育った葉子(池脇千鶴)は女学校を卒業して、出版社の文芸春秋に就職する。社長の菊池寛(西田敏行)は著名な作家であり、たいへんな人情家でもある。葉子は菊地を尊敬するが、菊地は葉子に恋してしまう。だが、編集部に勤務する朝鮮人の馬海松(西島秀俊)にも、葉子は惹かれていくのだった。
 ストーリーは単純だが、昭和初期の情緒に溢れた作品です。
 葉子の母を演じる余貴美子が、いい味を出しています。
 西田の菊地もそっくり。
 菊地が夏目漱石に微妙な対抗心と嫉妬を感じていることも、描かれています。
 また、菊地はイギリスの植民地支配に抵抗するアイルランドの文学を応援しており、それ故、日本の植民地支配に苦しむ朝鮮の若者に目をかけた、とされています。
 藤山一郎歌う『丘を越えて』は懐かしく、朗らかな歌謡曲です。

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