Koji Murataの映画メモ

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 自宅でDVD。
 ジェリー・シャッツバーグ監督『スケアクロウ』(1973年、アメリカ)。
 刑務所を出所したばかりのマックス(ジーン・ハックマン)と船から降りたばかりのフランシス(アル・パチーノ)が偶然出会う。マックスは大男で喧嘩っ早い。フランシスは小男でひょうきん者だ。フランシスがマックスに言う。「烏はかかし(スケアクロウ)を怖がっているのではなく、面白がっているのだ」と。
 二人は共同で洗車のビジネスをすることにして、まずはマックスの妹のいるデンバーに立ち寄った。だが、そこでマックスが住民と喧嘩して、二人は1ヶ月の強制労働に。フランシスは古顔の囚人(リチャード・フィンチ)にレイプされそうになる。
 やがて、二人はデトロイトに。フランシスが残してきた妻がいるのだ。フランシスは5歳になる自分の子どもが男か女かもしらない。しかし、電話口で妻は、子供は死産だったと嘘を伝える。フランシスはショックのために、精神に異常をきたしてしまった。
 マックスは一人寂しくピッツバーグに向かうのだった。
 『真夜中のカウボーイ』の変形版といったところ。『イージーライダー』にしろ、この時代にはこういうロード・ムーヴィーが流行ったようです。
 ハックマンとパチーノも達者な役者です。
 それにしても、この作品がカンヌでパルムドール受賞とは、いささか驚きました。

 もう顔見世にシーズンになりましたか。
 鹿児島への出張でDVDを一本。
 ロマン・ポランスキー監督『ローズマリーの赤ちゃん』(アメリカ、1968年)。
 俳優のガイ(ジョン・カサベテス)とローズマリー(ミア・ファロー)の夫婦は、ニューヨークの古いアパートに引っ越してくる。隣人の老夫婦ローマンとミニー(ルース・ゴードン)はお節介なぐらい親切だ。
 ある夜、ローズマリーは悪魔にレイプされる夢を見る。それからしばらくして、彼女は妊娠した。ローズマリーはひどいつわりに苦しむが、老夫婦の紹介してくれた産婦人科医は問題ないと言う。夫は自分の仕事に夢中だ。
 ローズマリーを心配する旧友のハッチは、突然意識を失い、亡くなってしまう。死後、彼から届いた書物は、悪魔に関するものだった。周囲の者がみな結託して、自分の赤ん坊を悪魔に捧げようとしているのではないかと、ローズマリーは考え出す。
 ついに出産。死産だったと夫は言う。しかし、夜中に赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。隣家に忍び込んでみると、そこでは悪魔の信者たちの集会が開かれており、ローズマリーは自分が悪魔の子を産んだと知るのだった。
 ホラーというより、優れた心理劇だと思います。
 悪魔の赤ん坊の顔はついにわかりませんし、最後には母親は母性愛を表情に示します。
 大都会の中の孤独が、ひしひしと伝わってきます。
 ロケ地はジョン・レノンが住んでいたアパートだったとか。この建物が、いかにも禍々しい雰囲気をたたえています。

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