Koji Murataの映画メモ

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 京都みなみ会館でヴィスコンティ特集です。
 ルキノ・ヴィスコンティ監督『若者のすべて』(1960年、フランス、イタリア)。
 若いロッコ(アラン・ドロン)らバロンディ兄弟は母に連れられて、イタリア南部の田舎からミラノに出てきた。長男がいるからだ。ところが、母が長男の婚約相手の一家と大喧嘩してしまう。
 バロンディ一家は、ミラノでなかなか仕事をみつかれれない。次兄のシモーネ(レナーと・サルヴァトーリ)はボクシングに才能を発揮するが、売春婦ナディア(アニー・ジラルド)に溺れて身を持ち崩し、試合にも負けてしまう。
 優しいロッコは真面目に働くが、兵役となり、そこでナディアと出会う。二人は真剣な恋に落ちるが、兄シモーネはそれを許さない。ロッコがボクシングで成功したことに反発し、シモーネはますます自堕落になり、ついにはナディアを殺してしまう。
 こうしてバロンディ一家は望郷の念にかられながら、ばらばらになってしまうのだった。
 ニーノ・ロータの音楽が切ない。
 優しすぎる弟が次兄をますますダメにしていく。
 白黒映像が、一家の貧しさを見事に描き出しています。
 この頃のアラン・ドロンは本当に美形です。

 北九州に向かう新幹線の中でDVD。
 ルイス・ブニュエル監督『ブルジョアジーの密かな愉しみ』(1972年、フランス)。
 パリに駐在するラテン・アメリカの小国の大使(フェルナンド・レイ)とその仲間たち(ジャン=ピエール・カッセル)ら、三組のブルジョアジーの男女は、食事をしようとしながら、いつも邪魔が入ってうまくいかない。
 大使は麻薬の密輸をしており、友人の妻と不倫関係にある。食事の約束がちがっていたり、警察に逮捕されたり、挙句の果ては、テロリストに襲われたり。それらは半ば現実で半ば幻想なのだった。
 ブルジョアジーたちは、ドライ・マティーニの正しい飲み方(口の中で咬むのだそうです)を試すため運転手に飲ませてみたり、羊肉の正しい切り分け方について講釈してみたり。しかし、彼らの生活と人間関係はただれきっている。
 難解だが、フランス的なエスプリの効いた作品。
 アカデミー外国作品賞の受賞作です。

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