Koji Murataの映画メモ

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 因みに、原節子さんは今年で御年90歳です(女性の年齢を話題にするのは無粋ですが)。

 東京から帰りの新幹線でDVD.
 鈴木清順監督『陽炎座』(1981年)。原作は泉鏡花、製作は『赤目四十八瀧心中未遂』の荒戸源次郎。
 大正年間。新派の作家・松崎(松田優作)は、謎の美女・品子(大楠道代)と偶然3度まで出あう。彼女は松崎のパトロン・玉脇(中村嘉津雄)の後妻のようだ。玉脇にはイネことイレーネ(楠田枝里子)というドイツ人の先妻もいたが、死んだという。
 松崎は品子から手紙を受け取り、金沢に向かう。そこには玉脇もいて、松崎と品子の心中を見物するのだという。松崎はアナボル(アナーキー・ボルシェビキ)の和田(原田芳雄)と出会い、不思議な陽炎座で自分たちを題材にした子ども歌舞伎を見学することになる。
 鈴木ワールドと鏡花の世界が荒戸を介して合体しているわけですから、とても言葉では言い表せない幻想的な作品になっています。生と死、現実と夢を彷徨する物語です。
 とりわけ、色彩が美しく、時々意表を突かれます。
 他に、加賀まりこや大友柳太郎ら。

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