Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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 今日は出張の合間に名古屋の名演小劇場に。瀟洒な元劇場が映画館になっています。
 亀田幸則監督・脚本『苦い蜜 消えたレコード』[2010年)。
 ビートルズ・バー「リボルバー」の開店記念日に、芸能プロダクションの社長がビートルズのレコードの貴重なコレクションを公開するが、うち一枚がなくなっており、若い社員が疑われる。社長は心臓の持病でその場で倒れ、疑われた社員はのちに事故死した。
 それから一年。「リボルバー」のマスターは「苦い蜜」という推理小説を書いて、新人賞の候補になっている。和田(田中健)ら、常連たちが店に集まってくる。そこに探偵と称する青年(金子昇)が現れる。亡くなった元社員の親友で、彼の無実を晴らしたいという。探偵の推理と関係者の回想から、やがて意外な真実が明らかになる。その過程で、みなが気付かなかった自分の責任を感じ、お互いを許しあおうとする連帯感が生じるのだった。
 舞台劇を映画化したもので、映画としてはかなり制約のある作品。
 登場人物たちの演技や台詞回しも、お芝居そのもの。
 ただ、オチになっているパラソル・チョコレートは、私にも懐かしかった。
 また、中年女性(高橋ひとみ)がグループ・サウンズの「タイガース」について語っているのに、若者(鎌苅健太)は阪神タイガースと思い込む。世代間ギャップの笑いである。
 謎の老人(犬塚弘)が言う。「神様と宗教はちがう。神様は宗教を信じてはいない。宗教は人間が作ったのだ」。
 なるほど。

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