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自宅でビデオ。
ジョン・フォード監督『長い灰色の線』(アメリカ、1954年)。
陸軍士官学校で50年間にわたって体育教官を務めたマーティー・マー軍曹(タイロン・パワー)は、70歳になって退職を命ぜられた。彼は昔の教え子であるアイゼンハワー大統領を訪れ、命令の撤回を依頼する。
1903年、マーティーはアイルランドから渡米して、陸軍士官学校の給仕になった。しかし、失敗の連続で、兵役に志願することに。体育主任のケーラー大尉(ワード・ボンド)に見込まれて、彼の助手になった。やがて、マーティーはケーラー家の家政婦メアリー(モーリン・オハラ)と結婚する。メアリーはアイルランドからマーティーの父(ドナルド・クリプス)も呼び寄せる。
メアリーは出産したが、赤ん坊はほどなく亡くなった。マーティーとメアリー夫妻は、士官候補生たちをわが子のように慈しむ。レッドもその一人だ。夫妻の世話でレッドは結婚し一子をもうけるが、第一次世界大戦に出征、戦死してしまう。この間、オマー・ブラッドレーやアイゼンハワーも卒業していった。
さらに歳月が流れ、レッドの遺児が士官学校に入学する。だが、卒業前に女性問題で過ちを犯してしまう。折から、日本が真珠湾を奇襲攻撃した。レッドの息子は士官学校を辞して兵卒として従軍、戦地の功績で大尉にまでなる。この間、メアリーは静かに亡くなった。
自らの半生を回顧して、マーティーはホワイトハウスを去り、士官学校に戻る。そこでは、候補生たちが彼を称えて分隊行列で迎えるのだった。
この士官候補生の分隊行列が「長い灰色の線」です。
「チップス先生さようなら」のアメリカ版であり、「愛と青春の旅立ち」の陸軍版、しかも候補生ではなく教官側から描かれた作品。
教え子に死なれるのは辛いが、教師の生きがいも感じさせる物語でした。マーティーは実在の人物だったとか。
やはりジョン・フォードはアイルランドにこだわりますね。
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