Koji Murataの映画メモ

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 『シングルマン』でのコリン・ファースは、カリフォルニアの大学で教えているイギリス人という設定です。
 さて、今夜は滋賀の大津アレックス・シネマまで足を運び、伊藤俊也監督『ロスト・クライム 閃光』(2010年、角川映画)を観賞。
 1968年の3億円事件の真相に迫る作品です。
 2002年、中華料理屋の店主が殺される。捜査本部が設置され、野心に満ちた26歳の片桐(渡辺大)と定年を目前に控えた滝口(奥田瑛二)がコンビを組む。滝口は若い頃に3億円事件の捜査に関わっていた。殺された店主は3億円事件の犯行グループの一人だったのだ。
 三浦(武田真治)という週刊誌の記者が二人に接近し、警察上層部が事件の隠蔽を図っていると告げる。三浦も3億円事件の真相を追っていた。やがて、片桐と滝口は捜査から外されるが、密かに捜査を続ける。しかし、かつての3億円事件の実行犯たちが一人づつ殺されていくのだった。
 他に、かたせ梨乃や宅麻伸、原田芳雄、夏八木勲など。
 3億円事件の謎解きと現在進行形の事件が同時並行していく。
 だが、ストーリーには無理があるし、ラストは無理やりという感じ。
 警察組織の恐ろしさが、それほど伝わってこない。
 警察のことを「会社」、警察官のことを「察官」と隠語を多用し、リアリティを出そうとしています。
 警官たちの家庭が階級によってかなり異なるのは、うまい趣向です。
 「デカの値打ちは、すり減らした靴の数で決まるんだ」 いきなり、こんな臭い科白が出てくるので、びっくりしました。
 演技派ぞろいですが、今回は、奥田の演技にもそれほど感銘を受けませんでした。
 さすがのかたせ梨乃も、もう脱ぎませんね。

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