|
山口への出張の車中でDVDを一本。
アルフレッド・ヒッチコック監督『海外特派員』(1940年、アメリカ)。
1939年、アメリカのある新聞社は開戦をめぐる情報を獲得するために、ジョン・ジョーンズ(ジョエル・マクリー)という記者を海外特派員としてロンドンに送る。ジョーンズは早速、国際平和協会に出席した。和平の鍵を握るオランダの外交官ヴァン・メアが講演予定だった。ジョーンズはそこで、会長フィッシャー(ハーバート・マーシャル)の娘キャロル(ラレイン・デイ)に一目惚れする。
その後、ヴァン・メアが暗殺された。その場に居合わせたジョーンズは犯人を追う。実は、殺されたのは偽者で、本物のヴァン・メアは誘拐されていた。犯人たちは彼から秘密条約の内容を聞きだそうとしていたのだ。しかも、黒幕は国際平和協会のフィッシャーだった。彼はドイツのスパイだったのだ。
やがて英独は開戦。フィッシャーは何も知らない娘を連れてアメリカに渡ろうとし、ジョーンズともう一人のイギリス人記者フォリオット(ジョージ・サンダーズ)がフィッシャーを追う。この飛行機がドイツの戦艦に砲撃されて墜落し、フィッシャー親子とジョーンズらは漂流する。わが身の罪を恥じたフィッシャーは、海に投身して果てる。
ジョーンズは特ダネを手にし、キャロルと結ばれ、アメリカに向けてヨーロッパの戦況を伝え続けるのだった。
ヒッチコックらしくテンポよく、スケールの大きな作品。
しかし、偽者のヴァン・メアを殺しても遺体が残れば、偽者とすぐわかるだろう等、ストーリーの展開には不自然な点がいくつもある。
アメリカ参戦に先立つ1940年の作品、しかも監督はイギリス人ですから、政治的なメッセージは明確です。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー



