Koji Murataの映画メモ

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1月2日 外国映画1

 自宅でビデオ。
 オリバー・ストーン監督『JFK』(1991年、アメリカ)。これも3時間を越える大作です。
 1963年11月22日にケネディ大統領が暗殺され、実行犯とされたリー・ハーヴェィ・オズワルドもその後殺された。
 ニューオーリンズの地方検事ジム・ギャリソン(ケビン・コスナー)は事件に多くの不信を感じ、独自に捜査を進めていく。その結果、彼とその部下たちは、オズワルドは囮に過ぎず、大統領暗殺の背景には亡命キューバ人、マフィア、FBI、CIA、さらに国防省が関与しており、ジョンソン大統領さえ事後共犯だと確信する。
 ギャリソンには様々な圧力が加えられ、家庭の平穏も奪われるが、彼はついにCIAのエージェントと見られる実業家クレイ・ショー(トミー・リー・ジョーンズ)を告訴するのだった。
 実話に基づく歴史ミステリーです。
 他に、ケヴィン・ベーコン、ジャック・レモンやウォルター・マッソー、ドナルド・サザーランドも。
 「愛国者は祖国を政府から守らなければならない」と、ナレーションが語ります。
 2038年9月には、ケネディ暗殺に関する機密が解除されます。それまでは元気でいたいものです。
 なるほど、この事件には多くの謎がありますが、この作品の欠点は、ほとんどの謎が解明されてしまうことです。典型的な陰謀史観ですね。
 とはいえ、コスナーは力演だと思いました。

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 年末年始にはたくさんのコメントを戴き、ありがとうございました。
 さて、神戸の実家で母と、今年最初の映画です。
 田坂具隆監督『陽のあたる坂道』(日活、1958年)。原作は石坂洋次郎。
 田代家は上流階級で、陽のあたる坂道に邸宅がある。
 田代(千田是也)と夫人(轟夕起子)には、医者で秀才の雄吉(小高雄二)と画家で野生的な信次(石原裕次郎)、そして方足の不自由な高校生くみ子(芦川いづみ)の三人の子どもがあった。くみ子の家庭教師として美人大学生のたか子(北原三枝)が雇われる。
 実は、三兄弟の中で信次だけが、妾の子どもだった。たか子と同じアパートに住むジャズ歌手の民夫(川地民夫)の母が、信次の実母だったのだ。さらに、くみ子の足が悪いのは、信次のせいで起こった子どもの時の事故だとされていたが、実は兄の雄吉を信次がかばっていたのだ。
 この二つの秘密に、たか子をめぐる雄吉と信次との三角関係、そして、くみ子と民夫の恋愛が絡む。しかし、全体は石坂らしく、きわめて明るい青春物語である。
 轟の存在感が圧倒的。
 この作品では、明確な貧富の格差が前提になっていますが、この格差が縮小し再び拡大したのが、その後の半世紀の歴史でした。
 3時間を越える作品なので、これまでなかなかトライできませんでした。
  

 大晦日に神戸の実家で母とビデオ。2010年最後の映画鑑賞。
 1年で合計293本観て、うち118回は映画館に足を運んだことになります。
 成瀬巳喜男監督『妻として女として』(東宝、1961年)。
 大学教授の河野(森雅之)には、妻(淡島千景)の他に長年の愛人・三保(高峰秀子)がいる。三保は銀座のバーのママだが、店の権利は河野夫人が握っている。愛人関係は妻公認なのだ。
 三保は世間体を気にする河野に失望し、別れようと決意する。そこで、店の権利か手切れ金300万円かを求めるが、河野夫人に冷たく拒否される。
 残された道は子どもたちだった。実は、河野夫妻の娘(星由里子)と息子は三保が産んだのだった。河野夫人と三保はそれぞれの言い分を、妻として女として主張するが、子どもたちはそんな大人たちに失望するのだった。
 他に、仲代達矢や飯田蝶子ら。
 当時の300万円は今の4000万円以上でしょう。20年近くの愛人生活の清算としては、安いのか高いのか。
 「世の中で一番高いのは女の身体よ」「一番安いのも女の身体だけどね」

 映画鑑賞後に、期せずして高峰さんの訃報に接しました。たいへんな女優だったと思います。
 ご冥福を心からお祈りします。
 2010年は、高峰さんをはじめ、小林桂樹三、佐藤慶さん、池部良さんと、昭和の銀幕のスターたちが大勢去っていきました。仕方がないとはいえ、実に残念です。彼らの作品をもっと観なければなりません。
 因みに、2011年は森雅之の生誕100年に当たります。 

 2010年映画館での見納め。
 森田芳光監督『武士の家計簿』(2010年)。
 幕末の加賀藩。下級武士から70石までに出世した算用方の猪山家三代(中村雅俊、堺雅人、伊藤祐輝)の物語。とりわけ、直之(堺)は「算盤バカ」と呼ばれる程、仕事熱心で、猪山家の積もり積もった借金を返済するため、家財を売り払い、自宅にも「入払帳」つまり、「武士の家計簿」を導入する。
 この猪山家を支えた女たちに、草笛光子、松阪慶子、仲間由紀恵ら。
 他に、西村雅彦や、なぜか狂言の茂山千五郎も。
 藩の政争や親子の葛藤も盛り込まれているが、森田監督にしては平凡な出来。
 「ご明算」とつぶやく草笛が貫禄。
 パンフレットは洒落ていました。
 金沢、久しぶりに行ってみたくなりました。

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