Koji Murataの映画メモ

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7月11日 邦画63

 金沢から京都経由で高松へ。その途次にDVDを。
 山本薩夫監督『暴力の街』(1950年)。映画人組合の製作で大映の配給。
 実際にあった本庄事件を基にしており、原作は朝日新聞浦和支局同人の『ペンは偽らず』。
 占領下で闇物資が横行している。織物で有名な東条町では、町のボス大西(三島雅夫)が警察や検察(滝沢修)まで抱き込んで、闇物資の横流しで利益を上げ、暴力団を使って町を支配していた。
 大東新聞の新人記者・北は町の有力者たちと警察との癒着を記事にしたため、大西に殴打された。大刀新聞の支局長(志村喬)は川崎(池部良)ら記者を投入して、東条町の不正を摘発しようとする。やがて、町でも青年たちが立ち上がり、暴力のくびきを解き払おうとするのだった。
 他に、小沢栄太郎、宇野重吉や殿山泰司、花沢徳衛、神田隆、山内明、根上淳ら。
 閉鎖社会のボス支配は、これほど暴力的でなくても、今だに存在するでしょう。
 しかし、権力批判と言論と組合の美化が、あまりにも単純な図式になっています。
 とはいえ、役者たちは大したもの。三島雅夫の憎憎しいこと。

 出張先の金沢でDVD。
 フランソワ・トリュフォー監督『アメリカの夜』(1973年、フランス)。
 『パメラを紹介します』という映画製作の現場の物語。
 パメラという女性が夫の父と恋に落ちるという映画である。
 パメラの夫役のアルフォンス(ジャン=ピエール・レオ)は恋人に裏切られ傷心し、撮影現場を去ろうとする。パメラ役の女優ジュリー(ジャクリーン・ビセット)は彼を慰めようとして、肉体関係をもってしまう。しかし、彼女には愛する外科医の夫があった。また、パメラの義父役のアレクサンドルは、映画の完成直前に交通事故で亡くなってしまう。
 監督(トリュフォー)やプロデューサーの奔走で、映画は無事に完成するのだった。
 映画作りの苦労がわかります。
 監督がアルフォンスを慰めて言う科白。「映画は実際の人生とは違う。遅滞なく進んで行く。夜の急行列車のようだ」。
 アルフォンスを演じたレオは『大人は判ってくれない』で主人公の少年を演じたトリュフォー作品の常連です。
 ビセットもセクシーです。

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