Koji Murataの映画メモ

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7月20日 外国映画74

 自宅でDVD。
 エルンスト・ルビッチ監督『街角 桃色の店』(1940年、アメリカ)。
 ハンガリーの首都ブタペスト。街角にある雑貨商のマトチェック商会が舞台。
 主人のマトチェック(フランク・モーガン)は仕事に厳しく、部下たちに恐れられている。古手の店員クラリック(ジェームズ・スチュアート)は主人のお気に入りだったが、最近冷遇されている。そこに、クララ(マーガレット・サラヴァン)が新たに雇われる。クラリックとクララはどうも相性が合わない。二人はそれぞれ会ったことのない文通相手に恋しているのだが、実は当の二人が文通相手だった。
 ある日、クラリックが解雇される。マトチャックは妻と彼との浮気を疑っていたのだ。しかし、マトチェック夫人と浮気していたのは、別の店員だった。マトチェックは自殺を図るが一命をとりとめ、クラリックに店を任せる。
 クラリックたちの努力で、クリスマス・イブに店は大繁盛。クラリックとクララもお互いが文通相手だったと知り、愛し合うのだった。
 もとは舞台劇で、ルビッチらしい洒落た仕上がり。
 なぜブタペストという設定なのかはわかりませんが、戦前のヨーロッパ人らしく、みな律儀に「ミスター」「ミス」と呼び合っています。
 ハンガリーの通貨の単位が「ペンゴ」。
 この作品をリメークしたのが『ユー・ゴット・メール』です。

7月19日 邦画70

 沖縄への途次にDVD。
 今井正監督『ひめゆりの塔』(東映、1953年)。
 昭和20年3月。いよいよ米軍が沖縄に上陸してくる。
 女学生たち(香川京子ら)はひめゆり部隊を結成して、軍に協力している。彼女らは宮城先生(津島恵子)ら先生たち(他に、岡田英二や信励三ら)を慕って団結している。しかし、米軍の攻撃で仲間を失い、退却を余儀なくされる。軍隊は彼女たちを守ってくれない。
 いよいよ、洞穴に追い詰められて、一人の女学生が米軍に投降しようとすると、今まで優しかった軍医(藤田進)が彼女を背後から射殺するのだった。結局、女学生たちも教師たちも、全滅してしまう。
 宮城先生を囲む女学生たちは、やはり女性版ホモソーシャル的関係です。
 岡田演じる教師はアメリカ経済について論文を書いていますから、相当のインテリです。
 米軍の攻撃も過酷だが日本軍も横暴、沖縄への差別もうかがえる――白黒の映像が現実感を増しています。
 『ひめゆりの塔』は何度も映画化されていますが、戦後わずか8年目の本作が最も評価が高く、興行的にもヒットしたようです。

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