Koji Murataの映画メモ

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 自宅でビデオ。
 山田洋次監督『吹けば飛ぶよな男だが』(松竹、1968年)。脚本は山田と森崎東。
 チンピラのサブ(なべおさみ)らは、大阪駅で長崎から出てきた花子(緑魔子)をナンパし、成人映画の強姦シーンに使おうとする。しかし、花子は必死に拒み、ついに見かねたサブは仲間を裏切って彼女を助ける。
 やがて、二人は愛し合うが、金のために花子は神戸のトルコで働くことに。しかも、彼女は昔の男の子供を妊娠していることがわかった。カトリックのため堕胎もできない。
 自棄になったサブは喧嘩でヤクザを刺して拘置所に。この間、花子は流産して死んでしまう。花子の遺骨を田舎に届けたサブは、外国航路に乗り組むのだった。
 トルコの女将にミヤコ蝶々。これがさすがに巧い。
 他に、佐藤蛾次郎や有島一郎、犬塚弘、長門勇、石井均、それに漫才の上方柳太・柳次も懐かしい。
 リズミカルなナレーションは小沢昭一。
 音楽は山本直純で、いかにも時代を感じさせます。
 1960年代末の神戸の景観も見ものです。
 しかし、主人公の関西弁は、神戸弁ではありませんね。
 
 久しぶりに京都シネマへ。
 ラース・フォン・トリアー監督・脚本『アンチクライスト』(2009年、デンマーク他)。
 彼(ウィレム・デフォー)と彼女(シャルロット・ゲンズブール)はセックスの間に、幼い一人息子を事故で死なせてしまう。これが原罪である。
 妻は精神を病み、セラピストの夫はタブーを冒して近親者のセラピーを試みる。妻が「エデン」と呼ぶ森の山小屋を恐れていることを知り、夫は妻とそこにでかける。かつて妻が息子を連れて心理学の論文執筆のために滞在した場所だ。だが、妻はますます不安定になっていき、夫に襲いかかって、その足に碾き石を打ち込む。
 カラスや狐、鹿など自然(ネイチャー)の動物がしばしば現れ、彼と彼女の心の本質(ネイチャー)を暴き出していく。
 逆エデンの園に向かうアダムとイブ。碾き石を打ち込まれた彼の姿は、イエスそのものです。
 快楽から悲嘆、苦痛、絶望へ。そして、復活の可能性が。
 それにしても、後半は思わず目を背けてしまう展開です。

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