Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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 なおさん、ブログ更新してます。
 シネヌーヴォへ。
 ヴィム・ヴェンダース監督・脚本『パレルモ・シューティング』(2009年、ドイツ)。
 著名なカメラマンのフィン(カンピーノ)は最近母を亡くし、自分を見失いつつある。彼は本質より表面を重視し、CGを駆使して作品を大胆に修正していく。
 そんなフィンが人気女優の依頼でイタリアのパレルモに撮影旅行に出かけ、同地に滞在する。そこで、彼は謎の男(デニス・ホッパー)に何度も矢で命を狙われる。これは夢なのか?偶然であった古美術修復専門家の美しいフラヴィア(ジョヴァンナ・メッゾジョルミ)だけがフィンの理解者だ。実は、謎の男は死神だった。
 主人公がフラヴィアを愛し人生の意味を再発見した時、死神は去っていく。
 哲学的なテーマに、視角効果シーンによる美しい映像で迫る作品です。
 本質と表現の二面性は人生の大問題であり、写真、さらには映画という芸術の核心です。
 本作はベルイマンに捧げられていますが、確かに、彼の『第七の封印』を連想させます。
 死神を演じたホッパーは昨年亡くなりました。
 
 

9月22日 外国映画99

 北九州に向かう新幹線でDVDを一本。
 フレッド・ジンネマン監督『山河遥かなり』(アメリカ、1948年)。
 第二次世界大戦後のドイツ。
 多くの孤児たちが施設に集められていく。チェコ人の少年カレル(イファン・ヤンドル)は、ドイツ語で「知らない」しか話さない。父と姉を殺され、母(ヤルミラ・ノヴァトナ)ともアウシュビッツ強制収用所で引き離されたのだ。
 カレルは赤十字の救急車を恐れて脱走する(赤十字はハーケンクロイツ似ている)。少年は偶然に米兵スティーブ(モンゴメリー・クリフト)と出会い、彼の下宿に引き取られる。ステーヴは無言のカレルにジムという名を与え、英語を教える。一方、カレルの母も息子を捜し歩いていた。
 帰国の迫ったスティーブは、ジムをアメリカに引き取ろうとするが手続きが困難で、一時的に施設に預けることにする。そこで、少年と母は運命の再会を果たすのだった。
 子供たちの怯えた表情と荒廃した西ベルリンの風景が印象的です。
 原題は"Search"
 ジンネマンを有名にした作品です。さすがはユダヤ人魂でしょう。

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