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今日も大阪の試写会へ。
平山秀幸監督『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』(2011年)。
太平洋戦争末期、サイパンの戦いで、日本軍はほぼ玉砕するが、大場栄大尉(竹野内豊)らは生き残り、タッポーチョという山に立てこもる。ほぼ200人の民間人もいる。米軍は圧倒的な兵力を誇りながら、大場に翻弄され、彼を「フォックス」と呼んで畏怖するようになる。
日本留学経験をもつルイス大尉(ショーン・マクゴーウァン)は、まだ見ぬ「フォックス」を尊敬し、友情さえも感じるのだった。やがて「玉音」放送が伝わり、戦争は終わるのだが。
他に、唐沢寿明、山田孝之、井上真央ら。
ヤクザな古参兵を演じる唐沢が出色。
「いやじゃありませんか軍隊は カネのお椀にカネの箸 仏様でもあるまいに 一膳飯とは情けなや」と歌う。
ルイス大尉は歌舞伎にも通じており、名人・市村羽左衛門が亡くなったことを惜しんでいる。
戦場での敵同士の友情は、古くは『眼下の敵』のテーマでもありました。
ただ、「フォックス」こと大場大尉は実在の人物だったそうです。
大場が立派すぎるのがやや難ですが、こういう作品が日米で合作されるのは、「歴史の超克」の一過程なのかもしれません。
玉砕し自決する日本軍に、北朝鮮が重なります。
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