Koji Murataの映画メモ

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 ムーヴィックス三条へ。
 ルパート・ワイアット監督『猿の惑星: 創世記』(2011年、アメリカ)。
 科学者のウィル(ジェームズ・フランコ)はアルツハイマー病の治療薬を開発中で、チンパンジーを実験に使っていた。ウィルの父(ジョン・リスゴー)もアルツハイマーを患っている。実験用チンパンジーの産んだ小猿シーザーを持ち帰って養育すると、異常な知的成長を遂げた。
 やがて、大きくなったシーザー(アンディ・サーキス)は隣家とのトラブルで、猿の保護施設に隔離されてしまう。そこでは猿たちが虐待されており、シーザーはリーダーになって猿たちを団結させ施設を脱出し、さらに、ウィルの勤務していた製薬会社の研究所を襲うのだった。
 原作の猿は日本人の比喩でした。そして、1968年に『猿の惑星』が最初に映画化された頃、日本は世界第二の経済大国になりました。とすれば、このリメイクの猿たちは中国人の比喩と考えることも出来るでしょう。
 ウィルが白人で彼の上司が黒人だというのも、人間と猿との地位の逆転を示唆しています。実際、1968年当時のアメリカは公民権運動の真っ只中でした。
 
 神戸の自宅で母とビデオ。
 ウェイン・ワン監督『ジョイ・ラック・クラブ』(1989年、アメリカ)。
 サンフランシスコ。中国からアメリカに渡ってきた4人の初老の婦人たち。喜びと幸福のために、彼女たちが麻雀の卓を囲む。ジョイ・ラック・クラブである。彼女たちはみなそれぞれに、中国で過酷な経験をしていた。いずれにも娘がいるが、娘たちはアメリカ生まれで母たちの苦労を知らない。
 四人の婦人の一人(キュウ・チン)が亡くなり、その娘ジュン(ミンナ・ウェン)は母が中国に残してきた双子の姉たちに会いに、中国に出かけることに。
 四人の母子の物語が、それぞれ母と娘の視点から描かれています。
 原作者も監督も女性で、ジュンの父以外の男性は、ほとんどろくでなしという感じ。
 ラストで、双子の姉に会ったジュンが中国語を初めて話すのが印象的。
 「アヒルがダチョウになりたくて首を伸ばすと、白鳥になった」―-母から娘に託された希望です。

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