Koji Murataの映画メモ

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 金沢に向かう車中でDVDを一本。
 大島渚監督『愛と希望の街』(松竹、1959年)。
 大島の監督デビュー作で1時間ほどの小品です。
 川崎が舞台。貧しい中学生の正夫(藤川弘史)は、鳩を売って生計を立てている。買った人の不注意で、鳩は正夫のもとに戻ってくるので、また商売ができる。母(望月優子)は病弱な靴磨きで、妹は知恵遅れだ。
 良家の子女・京子(冨永ユキ)が正夫に関心をもち、父(須賀不二男)の工場に正夫を就職させようとする。正夫の担任の女教師(伊藤道子)も熱心で、京子の兄(渡辺文雄)と交渉を重ねるうちに恋愛感情が芽生える。
 だが、正夫は採用されなかった。詐欺まがい鳩の商売が発覚したからだ。京子は正夫から鳩を買い取り、兄に猟銃で撃ってもらう。正夫が二度と鳩で商売できないようにだ。
 地元の小さな工場で働きながら、正夫の新しい人生が始まった。
 母は息子をなんとか高校に進学させて、貧困から抜け出させようと願うが、それも叶わない。
 しかし、正夫の目は澄んでいる。
 藤川、冨永、伊藤と、ほとんど数本の出演作品しか持たないようです。
 なにか、三島由紀夫の短編を読んだような印象でした。

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