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京都文化博物館へ。
ここも淡島千景特集です。
五所平之助監督『黄色いカラス』(1957年、松竹)。
鎌倉が舞台。図画の得意な小学生の清は大仏を黒と黄色だけで描き、担任の先生(久我美子)に不信がられる。
清は母マチ子(淡島)と仲良く暮らしていたが、そこに9年ぶりで中国から父の一郎(伊藤雄之助)が引き揚げてきた。父は仕事がうまくいかず、つい清につらく当たってしまう。清も母の愛情を独占したい。やがて、
妹が生まれる。担任の先生や隣の小母さん(田中絹代)の助けで、清と父の関係はよくなるかに見えたが、ふとしたことから清は妹に怪我をさせてしま鵜。他方、父は清の飼っていたカラスを不潔だと、離してしまう。清は黄色いカラスの絵を残して、大みそかに家を飛び出す。
母は息子の不憫を悟り、父も必死に息子を探す。戻ってきた清を、両親はしかっりと抱きしめるのだった。
黒い大仏から黄色いカラスへ。
美しい母・妻をめぐる長男と父との三角関係の物語です。
家庭でも仕事でも、抑留中の9年間の時差を埋め合わせるために、一郎も家族も苦しむのでした。
やはり淡島の美しさには、ため息が出ます。
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