Koji Murataの映画メモ

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 京都文化博物館へ。
 内田吐夢監督『恋や恋なすな恋』(東映、1962年)。
 朱雀帝の御世。天変地異が発生し、陰陽師・賀茂保憲(宇佐美淳也)が宮中に向かう途次に殺される。秘伝を解釈できる高弟は二人で、保憲の夫人(日高澄子)はそのうちの一人と結託して、養女の榊の前(嵯峨美智子)を折檻で殺し、もう一人の高弟・保名(大川橋蔵)は正気を失ってしまう。
 保名は榊の前の双子の妹・葛の葉(嵯峨)と出会うが、榊の前だと思い込む。やがて、都から追手が。保名がたまたま古狐(毛利菊江)を助けたことから、その孫娘が葛の葉に化けて、保名を助ける。
 やがて、二人は子供までもうけるのだが、狐の正体がばれると、にせ葛の葉は「恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」と書き記して、赤ん坊と秘伝の書を残して、消え去るのだった。
 他に、加藤嘉、小沢栄太郎、薄田研二、柳永二郎ら。
 嵯峨が三役で熱演、橋蔵も夢の中での踊りを披露する。
 アニメや狐のお面、劇中劇も登場し、意欲的だが、やや統一感に欠ける。
 シネヌーヴォへ。
 木下慶介監督『この子を残して』(松竹、1983年)。
 長崎で被爆した医師・永井隆(加藤剛)の物語。
 1981年に広島、長崎を訪問したローマ法王ヨハネ・パウロ二世の、たどたどしい日本語での、しかし、力強い説教の記録映像で始まる。
 永井は放射線医学が専門で、レントゲン診察を重ねてきたことから、余命いくばくもなかった。ところが、長崎への原爆投下では、浦上に住む妻・緑(十朱幸代)が亡くなり、永井は生き残る。妻の母(淡島千影)のもとに疎開していた子供二人も無事だった。
 永井は子供たちの行く末を案じながら、地元の復興と原爆の記録を後世に伝えることに、余命を捧げるのだった。
 他に、大竹しのぶや山口崇ら。
 最後に、成人しジャーナリストになった長男(山口)が登場し、その上、前衛演劇のような被爆の様子が描かれます。これがなければ、もっと余韻のある作品になったでしょうが、かなり説教口調になってしまっています。

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