Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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 みなさん、お盆休みをいかがおすごしでしょうか?
 さて、京都文化博物館へ。
 勅使河原弘監督『おとし穴』(1962年、勅使河原プロ、ATG)。原作と脚本は安倍公房。
 九州の炭鉱で、子連れの炭坑夫(井川比佐志)が、仕事にありつこうと、ほとんど無人のぼた山を訪ねる。そこで、炭坑夫は白いスーツの男(田中邦衛)に襲われて、殺される。近くの駄菓子屋の女(佐々木すみ江)が事件を目撃していたが、犯人に金を渡され偽証するよう求められる。
 事件を取材した地方新聞の記者(佐藤慶)は、被害者が近くの炭坑の第二労組の委員長(井川)そっくりなことに気付く。さらに、目撃者が偽証した犯人像は、第一労組の副委員長(矢野宣)を示唆していた。
 事件の背景に陰謀を感じた第二労組の委員長は、目撃者の女を訪ねたが、女はすでに白いスーツの男に殺されていた。委員長は遅れてかけつけた副委員長ともみ合いになり、お互いに殺しあう。二人の死を確認して、白いスーツの男はバイクで去って行った。殺された炭坑夫の息子だけが、すべてを目撃して佇んでいた。
 殺された人々は幽霊になって再登場するが、生きている人々とはコミュニケーションがとれない。
 他に、観世栄夫ら。
 『砂の女』に続く、白黒の幻想的な作品です。

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