Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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 京都の南座で「山田洋次の軌跡」という企画をやっています。
 そこで、山田監督『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』(松竹、1982年)。シリーズ29作目。
 葵祭の頃の京都。寅次郎(渥美清)は偶然、加納(13代目片岡仁左衛門)という著名な陶芸家と出会う。さらに、寅さんは加納家の女中かがり(いしだあゆみ)に好意を抱くようになる。かがりは地元の丹後に帰って行った。寅さんもあとを追う。二人に淡い恋心が。しかし、寅さんは丹後を去って柴又に戻ってくる。
 ある日、柴又のとらやにかがりが訪ねてくる。かがりと寅さんは、鎌倉のあじさい寺でデートすることに。しかし、今回の恋も成就せず、かがりは京都に去り、寅さんも再び旅に出るのだった。
 倍賞千恵子や下條正巳、正木千恵子、前田吟、笠智衆、太宰久雄ら、常連の他に、柄本明など。
 仁左衛門の貫録が絶品です。
 京都シネマへ。
 セバスチャン・グロブラー監督『コッホ先生と部蔵の革命』(2011年、ドイツ)。
 普仏戦争後のドイツは、ナショナリズムに沸き立っていた。
 ある地方都市のギムナジウムで、校長(ブルクハルト・クラウスナー)は労働者階級の子弟を入学させるなど、改革に取り組んでいた。その一環として、コンラート・コッホ(ダニュエル・ブリュール)が招聘された。彼はオックスフォードで4年間学んだ進歩的な、若い英語教師だった。
 コッホは授業にサッカーを取り入れた。最初は懐疑的だった生徒たちも、サッカーに夢中になる。だが、保守的な地元のの名士ハートゥングや教師たちは、サッカーを禁止しようとする。コッホは一時退職を決意するが、生徒たちの奇策により、ベルリンの帝国教育庁からの視察団の前で、イギリスのチームと対戦試合を演じることになった。ハートゥングの息子まで、労働者階級の子弟とともにゲームに興じるのだった。
 コッホはサッカーそのものと同時に、フェアプレイと同志愛(コムレードシップ)を教える。
 懐かしい青春ドラマ『飛び出せ!青春』を思い出しました。
 英独の試合の折に、サッカーボールが売られるシーンがありました。スポーツがやがて利権と結びつく契機が、すでに描かれています。スポーツは人々を自由にする面と、権威主義、閉鎖主義、商業主義に結びつく、帳面をもっていますね。

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