Koji Murataの映画メモ

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 京都文化博物館へ。
 増村保造監督『濡れた二人』(大映、1968年)。
 哲也(高橋悦史)はテレビ局勤務で多忙な生活を送っている。妻の万里子(若尾文子)も雑誌の編集者だが、久々の夫との旅行を楽しみにしていた。ところが、夫は旅行を当日になってキャンセルする。
 怒った万里子は単身伊豆に向かう。そこで、彼女は精悍な漁師の繁男(北小路欽也)に出会う。年少の繁男は都会から来た人妻に惹かれる。いつまでもやって来ない夫に失望して、やがて万里子は若者に肉体を与える。ところがその夜に、夫は伊豆を訪ねるのだった。
 万里子は夫に不倫を告白した。それでも、夫は一緒に東京に帰ろうと言う。翌朝、バス停に向かう夫妻に繁男のバイクが絡みつく。夫は去り、妻は残った。その夜、万里子は若者が来るのを待った。だが、自分では彼女を幸せにできないと悟った繁男は、女を避ける。そして、万里子のもとには東京の夫から離婚を求める電報が届くのだった。
 万里子は自由を求め、孤独になる。
 若者のバイクが男の性欲と精力の象徴として描かれています。
 若尾は妖艶で、北小路は若々しい。しかし、伊豆の風景が妙に寂しい。高橋も懐かしい俳優さんです。
 他に、早川雄三ら。
 
 テアトル梅田で、私もロバート・レッドフォード監督『声をかくす人』(2011年、アメリカ)を鑑賞しました。
 南北戦争直後に、リンカーンが暗殺される。主犯のブースは逃亡中に殺され、共犯者たちは逮捕され軍事法廷にかけられる。そのうちの一人が、サラット夫人(ロビン・ライト)で、息子がブースの友人で犯人たちに下宿を貸していたことから共犯に擬されたのである。
 スタントン陸軍長官(ケヴィン・クライン)は、挙国一致のために被告人たち全員の有罪・死刑を求めていた。ジョンソン上院議員(トム・ウィルキンソン)がこれに立ち向かい、若いエイキン(じぇーむず・マカヴォィ)にサラット夫人の弁護を命じる。
 エイキンは自ら北軍将校として南北戦争を戦っており、当初はリンカーン暗殺の一味の弁護を嫌う。しかし、やがて夫人の無実を確信し、法の正義を守るために法廷で孤軍奮闘するのだった。
 原題は「共謀者」という意味。「声をかくす人」というのは、息子を守るために沈黙するサラット夫人のことです。
 全体に説教くさいところが欠点ですが、マカヴォイもいいし、ライトの淡々とした演技が心に沁みます。
 サラット夫人はアメリカで死刑になった最初の女性だとか。
 エイキンは弁護士を辞めて、『ワシントン・ポスト』の初代社会部長になりました。実話です。
 この頃、新島襄(同志社の創立者)はアメリカに到着したのです。

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