Koji Murataの映画メモ

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 久しぶりに京都文化博物館へ。
 内田吐夢監督『たそがれ酒場』(1955年、新東宝)。
 大衆酒場が舞台。
 常連客の梅田画伯(小杉勇)は、自分の戦意高揚の絵画が若者を戦場に駆り立てたことを後悔し、絵筆を折っている。酒場の専属ピアニスト遠藤は往年のオペラ歌手だが、弟子に離反され妻に裏切られて落剝し、今では若い健一(宮原卓也)を育てることだけが生きがいだ。
 ウェイトレスのユキ(野添ひとみ)はやくざの森本(丹波哲郎)に言い寄られているが、別の青年(宇津井健)と駆け落ちをしようとしている。ところが、田舎の母親が重病だとの知らせが舞い込む。さらに、ストリッパーのエミー・ローザ(津島恵子)は刃傷沙汰に巻き込まれる。
 客の一人(高田稔)は音楽界の重鎮で、健一をスカウトしようとする。しかし、実は彼は遠藤を裏切った昔の弟子だった。梅田の説得で、遠藤は健一を送り出すことにするのだった。
 旧世代が新世代に肥やしになろうとする、戦後日本の物語。
 居酒屋だけが舞台で、その半日の人間ドラマが巧みに描かれている。
 宮原の美声はさすが。
 小杉は渋い味を出しています。
 津島もお嬢様女優だと思っていたら、ストリッパー役を堂々とこなしています。
 他に、多々良純や江川宇礼雄、東野英治郎、それに天知茂も端役で一瞬登場します。

4月19日 外国映画47

 福岡に向かう新幹線でDVDを一本。
 ジョエル・コーエン監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本『赤ちゃん泥棒』(1987年、アメリカ)。
 ハイ(ニコラス・ケイジ)は泥棒で何度も逮捕され、刑務所で出会った婦人警官のエド(ホリー・ハンター)と出所後に結婚する。しかし、エドは不妊症だった。どうしても子供のほしい二人は、富豪のアリゾナ家で五つ子が生まれたと知り、赤ん坊を盗みに行く。
 ところが、仲間二人が刑務所を脱獄して、ハイの家に転がり込む。二人は赤ん坊を誘拐して身代金をせしめようとする。さらに、賞金稼ぎのマンハンターやハイの上役一家も絡んで、大騒ぎが展開する。
 だが、赤ん坊を誘拐されて親の気持ちを悟ったハイとエドは、赤ん坊を取り戻すと、アリゾナ家に帰しに行くのだった。
 原題は"Raising Arizona"で、舞台はアリゾナです。
 レーガン時代の経済格差が背景になっています。
 気楽に楽しめる、よく計算された娯楽作品です。
 とにかく赤ちゃんがかわいい。
 情けないケイジの演技も味があります。

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