Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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4月25日 外国映画50

 広島からの帰路にDVDを一本。
 マジッド・マジディ監督『運動靴と赤い金魚』(1997年、イラン)。
 アリ(ファロク・ハシェミアン)は妹の靴をなくしてしまう。親には内緒で、二人はアリの運動靴を交互に履いて通学する。ある日、マラソン大会があり、アリは三等になって、賞品の靴を獲得して妹にやろうと決意する。ところが、アリは優勝してしまうのだった。
 貧しい家庭の兄弟愛と親子の愛の物語。赤い金魚がアリの痛んだ足と心を癒してくれる。
 誰にでも忘れることのできない、子供の頃の品物がありますね。
 イスラム原理主義だけでは捉えられないイランの社会と人々の生活が、淡々と、しかし、温かく描かれています。

4月23日 外国映画49

 沖縄からの帰路にDVDを一本。
 アレックス・コックス監督『ウォーカー』(1987年、アメリカ、メキシコ、スペイン合作)。
 19世紀半ばにウィリアム・ウォーカー(エド・ハリス)は仲間を率いてメキシコに侵攻し、失敗する。だが次には、大富豪コーネリアス・ヴァンダービルド(ピーター・ボイル)の支援を受けて、ウォーカーはならず者を率いてニカラグアに侵攻する。
 ニカラグアを支配したウォーカーは現地の大統領まで殺害し、自ら大統領となって恐怖政治を敷く。だが、ヴァンダービルドに刃向ったことから補給を絶たれ、民衆の放棄で彼の支配は終焉するのだった。
 残酷な暴政を敷きながら、ウォーカーは自らの正義を信じて疑わない。
 しかも、本作は意図的に、この19世紀の史実(これは史実です!)と1980年代のレーガン政権の中南米政策を結び付けている。
 「どんなことがあろうとわれわれは戻ってくる」と絶叫するウォーカーが、レーガンの演説に取って代わられる。
 南北アメリカの一筋縄ではいかない歴史を感じさせます。

4月22日 外国映画48

 沖縄への途上DVDを。
 リュック・ベンソン監督『The Lady ひき咲かれた愛』(2011年、フランス)。
 ビルマの民主化運動の指導者アウンサン・スーチー(ミシェル・ヨ―)の物語。スーチーの祖国愛と家族の絆が切々と描かれている。スーチー役のヨーは渾身の演技。夫アリス博士役のデヴィッド・シューリスも哀愁漂う。
 作中、英語とビルマ語が交差する。二つの言語が国境や政治体制、社会層の亀裂を示しています。
 7月21日に全国公開との由。
 過去四半世紀のアジアの政治を理解する上でも、一見の価値ありです。
 ビルマの民主化の今後も注目されますね。

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