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今日もシネヌーヴォへ、。
成瀬巳喜男監督『鰯雲』(東宝、1958年)。
厚木付近の農村が舞台。
八重(淡島千影)は戦争未亡人で、口うるさい姑(飯田蝶子)と一人息子の世話をしながら、畑仕事をしている。そんな八重は農村生活の取材にやって来た新聞記者(木村功)と不倫関係に。
八重の兄(中村雁治郎)は没落地主で、長男(小林桂樹)の結婚式の費用ねん出に頭を痛めているが、子供たちは旧弊な父から離反していく。
結局、兄は三男の学資のために田畑の一部を手放し、八重の不倫相手も東京本社に転勤していく。
いつもとかわらない鰯雲が、農村を包んでいる。
淡々と、それでいてユーモラスに戦後の農村の世代間の葛藤や都鄙の感を描いています。
田園風景の美しいこと。
雁治郎の演技も見事なものです。
それにしても、淡島や司葉子がどう見ても農家の主婦には見えませんでした。
他に、杉村春子や清川虹子、新玉三千代ら。
八重の農家の年収が35万円と試算されています。
農地改革が背景にあり、税金の話がよく出てきます。
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