Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

6月25日(2)

 最近観た映画を3本。
 
 山本薩夫監督『にっぽん泥棒物語』(東映、1965年)。京都文化博物館の三国連太郎追悼特集で。
 敗戦からほどない東北が舞台。主人公(三国)は蔵破りの泥棒。だが、獄中で母親(北林谷栄)の死の報に接して、心を入れ替える。見知らぬ土地で妻(佐久間良子)さえ迎える。
 ところが、鉄道転覆事件の目撃者として、証言を求められることになった。主人公は盗みの途中に真犯人を目撃したのだ。過去の暴露を恐れて、主人公は苦悩するのだが。
 他に、江原真二郎、伊藤雄之助ら。
 飄々とした三国の人物造形は見事。コメディの中に鋭い社会風刺が含まれています。最後の法廷でのやりとりは抱腹絶倒。
 
 アントワーン・フークア監督『エンド・オブ・ホワイトハウス」(2013年、アメリカ)。
 こともあろうに、ホワイトハウスが、わずか13分で北朝鮮のテロリストに占拠され、大統領(アーロン・エッカート)まで人質になってしまう。元シークレットサービス(ジェラルド・バトラー)が単身、大統領救出に当たる。『ダイハード』のホワイトハウス版。
 女性の国防長官や黒人女性のシークレットサービス長官が登場し、黒人の下院議長(モーガン・フリーマン9が大統領代行に(副大統領も人質になっている)。なかなか時代の先をいった話です。
 
 同志社大学ハーディーホールで、ジャック・ドゥミ監督の長編処女作『ローラ』(1961年、フランス)。
 港町ナントが舞台。人生に悩む若者が、偶然に幼馴染で初恋のローラ(アヌーク・エーメ)に再会する。彼女は子持ちのダンサーで、初恋の男がいつか戻ってくるのを待っている。登場人物が微妙にすれちがい、初恋にこだわり続ける。いかにもフランスらしい、哲学的でお洒落な作品でした。
 

6月25日

 DVDを一本。
 フランク・キャプラ監督『群衆』(1941年、アメリカ)。解雇されそうになった女性新聞記者(バーバラ・スタンウィック)が、架空の投書をねつ造して、ジョン・ドーという人物が政治に不満をいだいて、クリスマス・イブに市庁舎から投身自殺するつもりだと発表した。これが話題になり、偽のジョン・ドー(ゲイリー・クーパー)が起用される。彼の人気は全米で高まる。やがて、偽物もその期待に応えようとするが、背後では、新聞社の社主(エドワード・アーノルド)が彼の人気を利用して国政進出をもくろんでいた。
 民主主義の危険性と可能性を描いた作品です。特に、ラストシーン(クリスマスイブの夜)では、キャプラも大いに悩んだそうです。結局「ゲイリー・クーパーを死なせるわけにはいかないという結論になりました。原題はMeet John Doe.

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事