Koji Murataの映画メモ

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11月23日(2)

 ムーヴィックス京都で、ロバート・ルケティック監督『パワー・ゲーム』(2012年、アメリカ)。
 IT企業をめぐる産業スパイの物語。美男美女(リアム・ヘムズワースとアンバー・ハード)を配して、ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマン、そして、リチャード・ドレフィスという大物が競演する構図。ただし、基本は『ウォール街』の焼き直し。金融がITになっただけ。せっかく、これだけの配役なので、もう少しひねりがほしかった。
 「凡人は模倣し、天才は盗む」と、ピカソの言葉が引用されています。

11月23日

 東京出張の合間に駆け足で3本。
 イ・ジュヒョン監督『レッド・ファミリー』(2013年、韓国)。製作総指揮はキム・ギドク。
 北朝鮮の工作員が家族を偽装してソウルで暮らしている。隣家は喧嘩の耐えない家庭だが、やがて、工作員たちはこの人間味溢れる隣家に惹かれていく。
 コメディ仕立てだが、凄惨なシーンも含まれており、分断国家の現実と家族愛を正面から描いている。50歳を過ぎたばかりのソン・ビョンホが祖父役とは、同世代の私には衝撃。
 アントン・コービン監督『誰よりも狙われた男』(2014年、アメリカ・イギリス・ドイツ)。フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。
 ホフマン演じるドイツの対テロ諜報組織の長は、高名なイスラム宗教指導者を狙っている。彼が寄付の一部をテロ組織に回しているからだ。そこに、トルコからの不法入国の若者が現れる。ホフマンは彼を利用して、宗教指導者を罠にかけようとする。しかし、若い人権派の女性弁護士(レイチェル・マクアダムス)が若者を守ろうとし、また、内務省やCIAとの縄張り争いが繰り広げられる。
 原作と総指揮はジョン・ルカレで、彼らしく緻密なストーリーが展開されている。ホフマンの演技は重厚、マクアダムスもセクシー。他に、ウィレム・でフォーやロビン・ライトら演技派が揃う。
 アンジェイ・フィディック監督『金日成のパレード』(1989年、ポーランド)。金日成の生誕70周年(1981年)や北朝鮮の建国40周年(1988年)をめぐる壮大なマスゲームやパレード、人々の賛辞をまとめたドキュメンタリー。ナレーションは佐藤慶で、オリジナルに忠実に「偉大な指導者、金日成首領様」と執拗に繰り返す。恐るべしとしか言いようがない。今となっては、すべてが痛烈な皮肉になっている。ここに映し出された子供たちは、今どうなっているだろうか?ライプチヒ国際映画祭グランプリ受賞とか。『北朝鮮・素顔の人々』(2014年、日本)が合わせて上映された。

11月19日

 
 まずは高倉健さんのご逝去に哀悼の意を表したいと思います。思い出に残る多くの映画と歌をありがとうございました。
 
 さて、吉田大八監督の話題作『紙の月』を鑑賞。宮沢りえ演じる銀行の契約社員が、大学生の恋人(池松壮亮)と出会ったことを機に、つかの間の偽物の幸せ「紙の月」のため、莫大な金額の横領を重ねる。宮沢が色気を取り戻す様子や小林聡美の冷徹なOL役など、見ごたえのある作品。徐々に平凡な日常が崩れていく過程が、巧みに描かれています。
 スウェーデンの映画、フェリックス・ハーングレン監督『100歳の華麗なる冒険』(2013年)。100歳の老人が老人ホームから逃走、たまたまギャングの大金を手にして、当てのない旅を続ける。これに老人の回想が挿入される。フランコ将軍、スターリン、レーガン、ゴルバチョフなど、歴史上の人物と邂逅しているが、本人は政治とセックスには無関心で、趣味は爆弾づくりという老人なのである。北欧から見た20世紀史としても楽しめる。

11月15日

 京都シネマで、『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督『天才スピヴェット』(2013年、フランス・カナダ)。
 主人公は、双子の弟を銃の事故で亡くした10歳の天才少年(カイル・キャトレット)。彼が永久運動の機械を発明したことからスミソニアン博物館で表彰されることになり、モンタナの片田舎から単身でワシントンに向かう、ロード・ムーヴィであり、「教養小説」的な内容。母親役にヘレナ・ボナム=カーター。とにかく、主人公がかわいい!!
 母親の言葉「凡庸は心のカビよ」
 アインシュタインの言葉「二つの無限がある。宇宙と人間の愚かさである」
 

11月12日

 ブレット・ラトナー監督『ヘラクレス』(2014年、アメリカ)。
 主演は元レスラーのドウェイン・ジョンソン。半神半人というのは、敵を脅かすための嘘で、家族殺しの過去のトラウマに苦しむという、人間的なヘラクレス。仲間と戦う姿は、「七人の侍」さながらであり、しかも、意外などんでん返しが用意されている。
 グザヴィエ・ドラン監督・主演『トム・アト・ザ・ファーム』(2013年、カナダ、フランス)。
 恋人を亡くした同性愛の若者が、葬儀のために故人の実家を訪問する。そこはカナダの片田舎で、年老いた母と暴力的な兄がいる。兄は弟が同性愛者であったことを知っており、それを母には隠している。主人公は兄の暴力に怯えながら、やがては、彼に強く惹かれているのだが。
 様々な愛と孤独が交差し、淡々としながら、スリリングに物語が展開する。傑作、さすが天才です!

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