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最近観たDVDを2本。
まず、ヴィンセント・ミネリ監督『お茶と同情』(1956年、アメリカ)。
全寮制の男子校で、女性的だとして「シスター・ボーイ」とあだ名され差別される若者(ジョン・カー)を、寮の舎監の妻(デボラ・カー)が「お茶と同情」以上の愛情をもって接する。同性愛がタブー視されていた頃の舞台劇を映画化したもの。「男らしさ」に強迫観念をもつ男たちの弱さが、鮮やかに描かれている。
次に、ピーター・マラン監督『マグダレンの祈り』(2002年、イギリス・アイルランド)。
1964年のアイルランドで、未婚の母になった少女らが、マグダレン修道院の厚生施設に入れられ、過酷な労働と生活を強いられる。私が生まれた年のこととは、とても信じがたいが、実際に3万人もの女性が、この種の厚生施設に収容されていたという。修道院長を演じるジェラルディン・マクイーワンが蛇のように恐ろしい。その修道院長室には、前年に暗殺された、アイルランド系のケネディ大統領の写真が。また、クリスマスには、イングリッド・バーグマン主演の『聖メリーの鐘』(1945年)が上映されている。
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