Koji Murataの映画メモ

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5月4日

ゴールデンウィーク前半に東京で楽しんだ映画を3本。
 まず、ミシェル・アザナヴィシウス監督・脚本『あの日の声を探して』(2014年、フランス・グルジア)。フレッド・ジンネマン監督の『山河遥かなり』を、チェチェン紛争を背景にリメイクしたもの。さらに、軍隊に駆り出され人間性を喪失していくロシアの若者の姿が、同時並行で描かれ、作品はメビウスの輪のように冒頭と結びでつながる。ヨーロッパの無力と、現場の人間たちの努力を、これまた同時に提示している。
 グザヴィエ・ドランの新作『マミー』(2014年、カナダ)。正方形の画面の中で、愛し合いながら傷つけあう親子と友人の姿が、緩急交差しながら描写されている。主人公の高校生は発達障害という設定。正常と異常の境は、どんどん不確実になっていく。同監督の『マイ・マザー』も観なくては。
 そして最後に、ピーター・デイヴィス監督『ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実』(1974年、アメリカ)。今年は戦後70年だが、ベトナム戦争終結40年でもある。国際政治を学ぶ者としては、見逃せないドキュメンタリー。米軍のベトナム撤兵直後に、これだけのものを作っているのは、さすがです。

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