Koji Murataの映画メモ

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9月23日

 いろいろなコメントありがとうございます。
 さて、最近映画館で観た作品を2本。
 バラン・ボー・オダー監督『ピエロがお前を嘲笑う』(ドイツ、2014年)。若いハッカーたちの自己顕示欲が大事件に発展してしまう物語。デヴィッド・フィンチャー監督の『ファイト・クラブ』へのオマージュで、意外などんでん返しの映画を「マインドファック・ムービー」というそうだが、それほど意外などんでん返しでもない。ドイツ語の勉強にはなりました(といっても、断片的ですが)。
 ダン・ギルロイ監督『ナイトクローラー』(アメリカ、2014年)。「ナイトクローラー」とは、事件や事故を追いかけるフリーランスの記者の由。主人公(ジェイク・ギレンホール)もロスを舞台に事故や殺人事件を追いかけて、テレビ局に映像を売りつけ、成功していく。しかし、その過程で犯罪的な手法を用い、ついには仲間をも犠牲にする。議連ホールの理知的な演技は見事。ローカル・テレビ局について深く考えさせられる。
 もう一つDVDで観た作品。
 クリス・ロック監督・主演『ヒップホップ・プレジデント』(2003年、アメリカ)。正副の大統領候補が事故死したため、負けを前提にマイノリティーの候補を擁立しようと、政党幹部が画策。ワシントンDCの若い黒人市会議員が擁立される。主人公は、副大統領候補に自分の実兄(バーニー・マック)を選ぶ。対立候補は、いつもアメリカ至上主義を唱える現職副大統領だ。だが、その素人ぶりと理想主義が好感をえて、ついには当選を果すというコメディ。2004年には、黒人が大統領になることがコメディのテーマだったわけです。

9月15日

 マシュー・ボーン監督『キングスマン』(イギリス、2014年)。
 007もどきのパロディかと思いきや、若いスパイをベテラン(コリン・ファース)が階級の差を乗り越えて、一流のスパイにして紳士に鍛える、男性版『マイ・フェア・レディー』であり、タランティーノばりの暴力と流血にあふれた作品でもある。しかも、ファースやマイケル・ケインら大物があっさり殺されてしまう、意外な展開も。悪役のコンビ(サミュエル・L・ジャクソンとソフィア・ブテラ)は、往年のゴールドフィンガーとオッドジョブを想起させる。
 『スターウォーズ』のマーク・ハミルが醜い大学教授役で登場していて、驚いた。

9月3日

 DVDを2本。
 ともにジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ・エピソードII:クローンの攻撃』(2002年)と『同 エピソードIII:シスの復讐』(2005年)。先日、札幌の芸術の森でスター・ウォーズ展を見たのがきっかけ。
 共和国から帝国へという展開は、当然ローマを連想させる。他方、共和国からの分離主義者による叛乱というのは、南北戦争を想起させる。また、拍手の中で民主主義が死ぬという流れは、ヒトラーの台頭を思わせる。
 こうした政治的要素に、文化人類学的な装いと中世騎士道的な趣きが重なる。
 クリストファー・リーが元気に登場しているが、最近亡くなりました。息の長い俳優でした。

9月3日

 京都シネマで、ヴィム・ヴェンダース監督・脚本『セバスチャン・サルガド――地球へのラブレター』(2014年、フランス・ブラジル)。著名なフォト・ジャーナリストの半生を追うドキュメンタリー。サルガドの息子ジュリアーノも監督・脚本に関わっており、家族のドラマでもある。迫力のある映像を通じて、映画と写真の相違や共通性についても考えさせる。力作です。
 神保町シアターで、芦川いづみ特集。中平康監督『あした晴れるか』(日活、1960年)。青年カメラマン(石原裕次郎)と才媛の宣伝部員(芦川)が東京探検という企画でコンビを組み、反発しあいながら惹かれていく、ラブコメディ。東京オリンピック前の東京の様子が堪能できる。しかも、脇役が充実。三島雅夫、東野英治郎、西村晃、藤村有弘、殿山泰司ら。殿山が文豪たちを引用して、女性恐怖を語る。「せみの雄は幸せだ。せみの牝は無口だから」などなど。
 DVDで市川崑監督『こころ』(1955年、日活)。源作は夏目漱石。森雅之、新珠三千代、安井昌二、三橋達也、田村秋子という重厚な布陣。明治の風俗が伝わってくる。しかし、中年の森に、回想シーンとはいえ学生を演じさせる演じさせるのは、酷というもの。

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