Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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7月7日

 七夕ですね。しかし、大型台風が迫っています。ご注意ください。
 さて、金沢の映画館で、ロバート・ストロンバーグ監督『マレフィセント』(2014年、アメリカ)。
 ディズニーの懐かしい名作『眠れる森の美女』を悪の妖精マレフィセント(アンジョリーナ・ジョリー)の側から描いた作品。オーロラ姫の子役は、彼女とブラピの実の娘さんとか。
 マレフィセントのもぎ取られた翼は、女性の自由の象徴か。登場する男たちは、ダメ男君ばかり。レズビアン・テイストのウーマン・リブ映画の感。そうすると、三人の小さな妖精たちは、家事に縛られ家庭に閉じ込められた女性を矮小化したものになろう。

6月30日

 ダーレン・アロノフスキー監督『NOAH』(2014年、アメリカ)。
 旧約聖書のノアの方舟の物語で、ラッセル・クロウがノアを力演している。
 動物たちとともに方舟に乗り込んだノアの一家だが、ノアは神が人類の滅亡を望んでいると信じ、長男の妻が妊娠していると知ると、女の子ならすぐに殺すと明言し、家族の絆にひびが入る。また、二男も父から離反していく。神話を通じて、家族の絆を問うた作品であり、人間として、神の意志に従うべきか、自分の意志に従うべきかとの問いもある。しかし、全体にCGに頼った壮大さで、説教調になっているのが、残念。
 撮影の多くは、アイスランドでなされた由。
 他に、アンソニー・ホプキンスら。
 

6月28日

 昨日、中島哲也監督『渇き。』(2014年)を鑑賞。
 離婚した初老の元刑事(役所広司)が、行方不明になった高校生の娘(小松菜奈)を捜す物語。実は、娘は薬物を仲間に売りさばき、売春に手を染めるなど、非行の限りを尽くしていた。やがて、父親もヤクザに命を狙われることになる。他に、オダギリジョーや妻夫木聡ら。二階堂ふみも不良少女役で登場。
 「ボク」(清水尋也)のナレーションが3年前の出来事をナビゲーションするのだが、最後に「ボク」はすでに死んでいることが明らかになるから、ナビゲーションの意味が私には不明。
 また、演出の性なのか演技のせいなのか(おそらく両方)、役所が暑苦しく、くどすぎる(おそらく、それが意図するところでしょうが)。『告白』では松たか子が主演だったから、まだ耐えられたが。
 近作では、『私の男』に軍配を上げます。

6月26日

 最近、京都の映画館で2本。
 
 まず、本木克英監督『超高速!参勤交代』(1014年)。
 湯長谷藩(福島県いわき市)の小大名(佐々木蔵之介)が、帰国したばかりなのに、わずか5日で江戸出府の参勤交代を命じられる。金山乗っ取りを狙う老中(陣内孝典)の陰謀が。わずかな手勢で山道を走る一向に、公儀隠密が襲いかかる。さらに、大名と女郎(深田恭子)との出会いと恋も。他に、西村雅彦ら。
 単純におもしろいが、将軍・吉宗役の市川猿之助の演技が浮いている(一人で歌舞伎をやっている感あり)。また、「いわきの土地を守れ」と、被災地へのエールになっているようで、逆に被災地をエンターテイメントに利用してるところに、後味の悪さが残る。佐々木の飄々とした演技は秀逸。
 
 ジャン・ジャンクー監督『罪の手ざわり』(2013年、中国)。
 四つの物語からなるチェイン・ストーリー。
 まず、地元の汚職と腐敗に怒る中年男性の物語。次いで、故郷に妻子を残して強盗を繰り返す男の物語。そして、不倫関係が破たんし、殺人事件を起こしてしまう女の物語。最後に、工場での事故責任を逃れて、地方都市で再就職しようとして挫折する青年の物語。いずれも、暴力や死をともない、登場人物が微妙に重なり合っている。彼らはいずれも「罪のてざわり」を感じている。北京、上海などの大都市以外が舞台になっているのも、特徴的。
 人生の偶然や運命、中国社会の多様性やゆがみを、淡々と描いている。

6月25日

 だいぶ遅くなりましたが、アメリカからの帰路に観た映画です。
 ジョージ・クルーニー監督・脚本・主演『ミケランジェロ・プロジェクト』(2013年、アメリカ)。 
 第二次大戦中に、敗色の濃いナチス・ドイツがヨーロッパの美術品を簒奪していく。これを奪い返す任務を帯びた部隊の物語。他に、マット・デイモンら。目的はちがうが、『プライベート・ライアン』のテイスト。ケイト・ブランジェットが切ないパリジェンヌを演じる。実話に基づく由。日本では秋公開予定です。
 
 さて、最近観た印象的な作品です。
 熊切和嘉監督『私の男』(2014年)。原作は桜庭一樹。
 遠縁の男性(浅野忠信)が災害で孤児になった少女(二階堂ふみ)を養女にするが、いつしか二人は男女の関係に。近隣の和尚(藤達也)がその秘密を知るのだが。
 浅野と二階堂のエロスたるや、相当のもの。特に、二階堂は中学生からOLまで、様々な色気を見せつける。
 北海道の僻地の寒々とした様子や、東京の下町の貧困も見事。
 藤達也の抑制された演技も、味わい深い。

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