Koji Murataの映画メモ

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6月20日

 アメリカ往路の機内で観た映画を紹介します。
 まず、ジェイソン・ライトマン監督『とらわれて夏』(2013年、アメリカ)。殺人罪の囚人(ジョシュ・ブローリン)が脱獄し、ある母子の家に潜伏する。精神的に不安定な母親役をケイト・ウィンスレットが演じる。脱獄囚は繊細で優しく、料理作りの名人。やがて、母子は囚人に惹かれ、囚人と母親は男女の関係になるのだが。ありきたりな展開ではあるが、5日間のできごとが抒情豊かに描かれています。
 アンヌ・フォンテーヌ監督『美しい絵の崩壊』(2103年、アメリカ)。
 ナオミ・ワッツとロビン・ライトが幼馴染の役で、お互いに、相手の美貌の10代の息子と肉体関係をもってしまう。二組とも、一度は関係を清算しようとするのだが。オーストラリアの静かな海辺が舞台です。かなり危ない話ですが、美しい仕上がりになっています。原題は"Adore"ですが、邦題は野暮ったいですね。
 うって変って、山田洋次監督『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(1976年、松竹)。
 宇野重吉が有名だが偏屈の日本画の巨匠役、大地喜和子が竜野の田舎芸者役。二人とも、なかなかの味わい。久米明が竜野市長、桜井センリが観光課長で、宇野の息子、寺尾聡も登場する。巨匠が画用紙に書いた絵が、古本屋で7万円で売れて、寅さんは仰天する。寅さんとマドンナ(大地)は結婚を口約束するが、なぜか実現しない。
 

6月18日

 皆さん、ご無沙汰しました。
 アメリカ出張の機内でたくさん映画を観ましたが、その前に、先日久しぶりに訪れた神保町シアターで、中平康監督『結婚相談』(1965年、日活)。
 30歳になり婚期を逸した(あくまで当時の価値観です!)主人公に、芦川いづみが扮する。主人公は沢村貞子の経営する怪しげな結婚相談所に通うのだが、そこは実は売春斡旋組織だった。しかも、高橋昌也演じるプレイボーイに恋してしまい、こちらもトラブルに巻き込まれる。他に、浦辺粂子や中尾彬、山本陽子ら。中尾は大学生役でスリムだが、声だけは今と同じ迫力!
 当時ヒットしていたバーブ佐竹の『女心の唄』がユーモラスに挿入されています。
 久しぶりに昔の邦画を観て、ほっとしました。

6月4日

 連続して、ムーヴィックス京都へ。
 矢口史靖監督『Wood Job!』(2014年)。原作は三浦しをん。
 大学受験に失敗した都会の若者(染谷将太)が、気楽に林業の研修に参加し、自然と人情味あふれる人々と出会い、成長していく物語。つまり、「田舎には都会に失われたすばらしさがある」という、あまりにも通俗的なディスコースの再生産です。都会からやって来る大学生たち(スローライフ研究会)の描き方も皮相そのもの。
 ただ、描かれる森林は雄大であり、とにかくワイルドな伊藤英明は強烈!どうも、この人と阿部寛は脱がずにはいられないようです。また、ラストの村祭りのシーンも迫力満点。

6月3日

 ムーヴィックス京都で、ジャスティン・チャドウィック監督『マンデラ――自由への長い道』(2013年、イギリス、南アフリカ)を鑑賞。イドリス・エルバ演じるネルソン・マンデラに、それほど人間味は感じませんでしたが、若い頃の女性遍歴や後妻ウィニー(ナオミ・ハリスが印象的)との軋轢は、バランスよく描かれています。マンデラは当然ですが、アパルトヘイト廃止を決断したデクラーク大統領も立派な人だなと思いました。
 それにしても、同時代を生きた現代詩なのに、我ながら南アフリカについて無知を大いに反省した次第です。

6月2日

 少し間が空きました。なかなか映画を楽しむ時間が取れずに残念です。
 さて、先週は石井裕也監督『ぼくたちの家族』(2014年)を鑑賞しました。一見すると、東京郊外に暮らす平凡な中流家庭ですが、母親(原田美枝子)が脳腫瘍で余命1週間と宣言され、様々な家族の暗部、そしてそれを乗り越える絆が描かれていきます。長男役の妻夫木聡は『東京家族』よりもはるかに好演、頼りになるはずの父親(長塚京三)が頼りにならず、頼りにならないはずの二男(池松壮亮)が頼りになります。この意外性も魅力です。
 全体に、お涙頂戴調でないところに交換が持てます。

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