|
ワシントンのホテルで、日本から持ってきたDVDを一本。
フィリップ・カウフマン監督『存在の耐えられない軽さ』(アメリカ、1988年)。
原作はミラン・クンデラ。170分の大作です。
1968年、チェコの首都プラハ。トマシュ(ダニエル・デイ=ルイス)は有能な外科医で、プレイボーイでもある。手術のため訪れた温泉町で、彼は美しいテレサ(ジュリエット・ビノシュ)に出逢う。彼女はプラハにやって来て、カメラマンを志望する。トマシュのもう一人の恋人サビーナ(レナ・オリン)が協力してくれる。
ところが、チェコの民主化を弾圧するため、ソ連軍が介入する。サビーナはジュネーブに向かう。トマシュとテレサも遅れてジュネーブに。サビーナは既婚の大学教授と恋に落ちるが、相手が妻と別れたと聞くと、独りでジュネーブを去ってしまう。トマシュは医師として活躍するが、テレサには職がない。
「私にとってあなたは重く、あなたにとって私は軽い」――テレサはそう言い残してプラハに戻る。トマシュもあとを追う。二人はプラハで結ばれるが、反体制派と目されて職を奪われる。やがて、二人は昔の友人を頼って田舎に赴く。単調だが幸せな生活。
アメリカに移住したサビーナのもとに手紙が届く。トマシュとテレサが交通事故で亡くなったのだ。
政治に翻弄される市民の生活。
複雑な愛欲の関係。
そして、人生にとって幸せとは何か、という問いかけが残る。
プラハの春を弾圧するソ連軍の映像が圧巻。
ペットの犬や豚が象徴的な役割を果たしています。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー


