Koji Murataの映画メモ

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外国映画 2010年

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 自宅でビデオ。レオ・マッカレー監督『我輩はカモである』(1933年、アメリカ)。原題は"Duck Soup"
 マルクス兄弟のドタバタ喜劇。
 財政難に陥ったフリードニアで、ファイアフライ(グルーチョ・マルクス)が首相になる。隣国の大使は首相の失脚を画策して二人のスパイ(ハーポとチコ・マルクス)を送り込むのだが、役に立たない。やがて。首相と大使の喧嘩から、両国は戦争をする羽目に。
 他に、大富豪の未亡人役にマーガレット・デュモント。
 チコはハサミでなんでも切ってしまう。まるでシザー・ハンドだ。帽子をめぐるドタバタは有名。
 「援軍を呼べ」「慌てるな、いま地方で募集している」「陸軍に入って海軍に行こう」――こんな会話が続きます。
 
 素敵なコメントは、ぜひ鍵つきの内緒ではなく、公開でお願いします。
 
 自宅でビデオ。フリッツ・ラング監督・脚本『ドクトル・マブゼ』(1922年、ドイツ)。
 第一次世界大戦後の荒廃したドイツの世相が背景になっている。
 第一部「大賭博師」と第二部「犯罪地獄」からなる大作。
 マブゼ博士(ルドルフ・クライン=ロッゲ)は、催眠術を操る謎の犯罪王だ。彼は株価を操作し、偽札を発行し、変装してカジノで詐欺を働いている。彼は富豪や伯爵をターゲットにして彼らを破滅させ、美しい伯爵夫人を誘拐する。自分の愛人や部下たちも、身を守るためなら平気で殺害する。
 だが、マブゼはフォン・ヴェンク警視(ベルンヘルント・ゲッツケ)に追い詰められ、自分の犠牲になった人々の亡霊に苛まれながら破滅するのだった。
 マブゼをヒトラーに重なり合わせれば、預言的な作品ということになるでしょう。陰影に富む怪奇な映像も印象に残ります。
 次に、ティム・バートン監督『ビッグ・フィッシュ』(アメリカ、2003年)。
 エド・ブルーム(アルバート・フィーニー)は自分の人生をおとぎ話のように語るのが得意だ。しかし、ジャーナリストの息子ウィル(ビリー・クラダップ)は、子供のころから同じ話を聞かされ続けてうんざりし、父と絶縁状態になっている。
 ところが、その父が危篤との知らせに、息子は実家に戻る。息子の妻相手に、父は相変わらずのおとぎ話を語る。だが、父のおとぎ話を裏付ける書類や昔の知人が登場する。今度は、息子が父の枕もとでおとぎ話を語り、父は静かに息を引き取っていく。
 葬儀になると、実に父のおとぎ話に登場した人たちがたくさん、会葬に集まって来るのだった。
 ファンタジックな親子の和解の物語です。
 若い日のエドにユアン・マクレガー、エドの妻サンドラにジェシカ・ラングなど。
 「ビッグ・フィッシュ」はエドが追い続けた夢ですが、池の中の大魚は外洋を知らないという含意もあります。
 誰しも人生に夢が混入し、自分でも区別のつかなくなることがありますね(それがぎると危険ですが、ご注意ください)。
 
 
 時差ボケを活用して深夜にDVD。
 ロッド・ルーリー監督・脚本『ザ・コンテンダー』(2000年、アメリカ)。「競争者」の意味です。
 副大統領が急死して、二期目半ばのエヴァンス大統領(ジェフ・ブリッジス)は後任を指名しようとしていた。有力視されるヴァージニア州知事ハサウェーが、事故で川に転落した車から女性を助けようとするが、女性は死んでしまう。知事を英雄視する向きもあったが、大統領はこれをスキャンダルと考え、オハイオ選出の女性上院議員レイン・ハンソン(ジョーン・アレン)を指名した。下院の有力者ルニヨン(ゲリー・オールドマン)は大統領への復讐のため、副大統領承認の聴聞会で、学生時代の彼女のセックス・スキャンダルを持ち出して攻撃する。
 ハンソンは沈黙を貫くが、徐々に追い詰められていく。大統領はハンソンの指名を撤回して、ハサウェーの再指名を考え始める。しかし、FBIの捜査により、知事の遭遇した事故が実はヤラセだったことが判明する。しかも、ハンソンのスキャンダルも捏造だった。女性だという理由で性的問題を攻撃されることに反発して、彼女は黙秘を貫いていたのだ。大統領は議会に赴き、ハンソンの指名承認を呼びかけ、喝采を浴びる。ルニヨンは逃げるようにその場を立ち去るのだった。
 よくできた政治映画ですが、最後がいかにもアメリカ的なハッピー・エンドです。
 ブリッジスはしたたかな大統領を好演していますし、オールドマンも卑劣な政治家を巧みに演じています。アレンもいい。
 他に、ルニヨンとホワイトハウスの双方から圧力をかけられて苦しむ若手下院議員に、クリスチャン・スレーター。
 ハンソンの6歳になる息子が大統領に言う。「大統領より副大統領のほうがいいんだ」。「なぜ?」と大統領。「だって暗殺されないから」。
 大統領は議会での演説でナポレオンを引用します。「なぜ偉大な政治家は少ないのか。権力を獲得するには姑息な手段が必要だが、権力は偉大に行使しなければならない。この双方を兼ね備える人物は少ない」。なるほど。
 因みに、2000年公開の映画で、エヴァンス大統領は民主党ですから、ブッシュの落選を前提にしているのでしょうか。さすがは反共和党のハリウッド!
 さらに、リチャード・アッテンボロー監督『チャーリー』(1992年、イギリス)。
 喜劇王チャールズ・チャップリン(ロバート・ダウニー)の伝記映画で、伝記執筆のためにチャップリンと作家(アンソニー・ホプキンス)がジュネーブのチャップリン邸で語り合う。
 「キッド」や「街の灯」「モダンタイムズ」「独裁者」など、懐かしい映像が織り込まれている。これにチャーリーの奔放な女性遍歴が絡む。さらに、FBIのフーヴァー長官がチャップリンをつけ狙っている。
 チャップリンの母で発狂するハンナ役を、ジェラルディン・チャップリンが演じています。チャップリンの娘です。
 他に、ダグラス・フェアバンクスを演じたケヴィン・クラインも、いい雰囲気を出しています。
 確かに、丁寧な伝記映画ですし、ダウニーも力演です。
 しかし、ストーリーにこれといった山場がないのが残念です。

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