Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

外国映画 2010年

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 北九州に向かう新幹線の中でDVD。
 ルイス・ブニュエル監督『ブルジョアジーの密かな愉しみ』(1972年、フランス)。
 パリに駐在するラテン・アメリカの小国の大使(フェルナンド・レイ)とその仲間たち(ジャン=ピエール・カッセル)ら、三組のブルジョアジーの男女は、食事をしようとしながら、いつも邪魔が入ってうまくいかない。
 大使は麻薬の密輸をしており、友人の妻と不倫関係にある。食事の約束がちがっていたり、警察に逮捕されたり、挙句の果ては、テロリストに襲われたり。それらは半ば現実で半ば幻想なのだった。
 ブルジョアジーたちは、ドライ・マティーニの正しい飲み方(口の中で咬むのだそうです)を試すため運転手に飲ませてみたり、羊肉の正しい切り分け方について講釈してみたり。しかし、彼らの生活と人間関係はただれきっている。
 難解だが、フランス的なエスプリの効いた作品。
 アカデミー外国作品賞の受賞作です。

 自宅でDVD。
 アルフレッド・ヒッチコック監督『疑惑の影』(アメリカ、1941年)。
 カリフォルニアの平凡な家庭で、長女のチャーリー(テレサ・ライト)は日常に退屈している。そこに、母の弟のチャールズ(ジョセフ・コットン)が突然訪ねてくる。家族は彼を熱烈に歓迎する。
 しかし、政府の調査員と称する二人組が一家を訪問し、叔父についてあれこれと尋ねる。チャーリーはそのうちの一人ジャック(マクドナルド・ケイリー)と懇意になるが、彼によると、叔父は未亡人連続殺人事件の容疑者なのだという。
 チャーリーは叔父の嫌疑を否定するが、やがて疑惑が次々に芽生えてくる。さらに、叔父は秘密を知った姪の命を狙うようになるのだった。
 ジョセフ・コットンの悪役が意外だが、型にはまっていないだけに、リアリティがある。
 平凡な日常生活に忍び寄る恐怖。さすがはヒッチコックです。

 午前中に京都シネマに。
 ローラン・ティラール監督『プチ・ニコラ』(フランス、2009年)。
 フランスで半世紀にわたって人気の漫画の映画化。
 ニコラ(マキスム・ゴダール)は小学生。父と母の話を聞いて、弟ができると思い込む。弟ができれば、両親は自分を森に捨ててしまうかもしれない。
 ニコラと仲間たちは、ニコラの両親へのごますり作戦を展開するが大失敗。今度は、生まれてくる弟をギャングに誘拐してもらおうと画策するのだが。
 その頃、小学校でも、大臣の訪問を控えて、先生たちは緊張していた。
 楽しく無邪気な作品です。フランス映画の洒脱さを堪能できます。
 ニコラを演じたゴダール君は本当にかわいいですが、役者としての将来や如何。
 ちょうどフランスの小学生たちが団体観賞に来ていて、これも微笑ましいものでした。

 自宅でDVD。
 ジム・ジャームッシュ監督・脚本『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(アメリカ、1985年)。
 ニューヨークで自堕落に暮らすウィリー(ジョン・ルーリー)のもとに、ハンガリーから16歳の従妹エヴァ(エスター・バリント)がやって来る。はじめはよそよそしかったものの、二人は徐々に打ち解ける。10日ほどして、エヴァはクリーブランドの叔母のもとに去る。
 ウィリーと友人のエディ(リチャード・エドソン)は、ポーカーで金を稼いで、クリーブランドまでエヴァに会いに行く。やがて、二人はエヴァを連れてフロリダに出かけるが、博打に負けて一文無しに。
 だが、意外なことでエヴァも二人も大金を手にするのだった。
 全編が白黒。シークエンスをブラックアウトが次々に切断していきます。
 映像の手法としては面白いのでしょうが、私にはこのストーリーを格段に楽しむことはできませんでした。
 本作は、カンヌ映画祭で新人監督賞を受賞しています。

 松山からの帰路にDVD。
 ウォーレン・ベイティ監督・脚本・製作『レッズ』(1981年、アメリカ)。
 第一次世界大戦時のアメリカ。
 ジャーナリストのジョン・リード(ベイティ)は、アメリカの参戦に強く反対している。彼はルイーズという女性作家(ダイアン・キートン)と出会い、同棲する。だが、二人の間には摩擦が絶えず、リードは女性遍歴をくり返し、ルイーズは劇作家のユージン・オニール(ジャック・ニコルソン)と関係を持つ。
 ジョンとルイーズは別れるが、やがて二人してロシア革命を取材に出かける。この経験を基にして、ジョンは名作『世界を揺るがした10日間』をまとめた。ジョンは革命運動に邁進するが、アメリカ国内では派閥対立が絶えず、彼はモスクワに赴く。だが、そこで彼が目撃したのは、ソ連共産党の官僚主義だった。ジョンの帰国は大幅に遅れ、ルイーズとモスクワで再会を果たした頃には、すっかり衰弱し死期が迫っていたのだった。
 他に、ポール・ソルヴィノやジーン・ハックマンも。
 ジョンとルイーズを実際に知る多くの人々の回想が織り込まれています。
 レーガン大統領もこの映画をお気に入りで、主演監督したベイティをホワイトハウスに招いて、一緒に観賞しています。
 因みに、タイトルの「レッズ」は「赤」つまり共産主義者への蔑称です。


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