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京都・三条のムービックスへ。
谷口正晃監督『時をかける少女』(2010年)を観賞。原作はもちろん筒井康隆。
薬学者の芳山和子(安田成美)は、中学時代の一枚の写真をみた直後に交通事故に遭う。大学に合格したばかりの娘・あかり(仲里依沙紗)がかかつけると、自分の開発した薬で1972年4月にタイム・リープし、初恋の相手・深町一夫に伝言を伝えてほしいと言い、意識を失う。
あかりはタイム・リープを試みるが、誤って1974年2月に戻ってしまう。あかりは8ミリ映画の製作に打ち込む大学生の涼太(中尾明慶)と偶然に出会い、彼の協力をえて74年当時の母・和子(当然、まだ高校生)を探し出すが、深町など知らないという。何とかして深町を探し出すため、あかりと涼太は新聞に一行広告を出す。涼太の親友のカメラマン(青木崇高)は、なんと将来の自分の父だった。
あかりと涼太は深町探しと映画製作を通じて、お互いに好意を抱くようになる。だが、そんな折、涼太の父が病で倒れ、涼太は夜行バスで秋田に向かうことに。同じ頃、あかりの前に中年になった深町(石丸幹二)が現れる。実は、彼は2698年からタイム・リープしており、かつて和子と恋をしたが、和子から自分の記憶を抹消して未来に戻ったのだった。母からの伝言は「約束は消えていない」というものだった。再会の約束である。やがて、あかりも涼太と別れて、2010年に戻らなければならなくなるのだが。
『時をかける少女』は何度もリメイクされているようですね。この作品も1983年作品の続編的性格をもっています。
涼太たちが作った8ミリ映画のタイトルは『光の惑星』。
「未来の桜を見る君へ」という手書きのメッセージが、8ミリの箱から出てきます。泣かせます(実際、私の隣に座っていた大学生らしい男性は、泣いていました)。
仲、本当にかわいいですね。中尾もヘンにイケメンでないところがいい。
安田成美といえば、われわれの世代のアイドルでしたが、すでに母親役に回っています。
淡く切ない青春初恋物語です。
1970年代の風俗も懐かしい。三角の紙パックのコーヒー牛乳など、存在すら忘れていました。
因みに、あかりがタイム・リープする1974年2−3月には、私は小学校3年生から4年生になる頃でした。
物語が過去と現在を行き来し、作中の8ミリ映画が重要な役割を果たすという点で、アルモドバル作品にも似ています。
これも因みに、谷口監督は存じ上げませんが、監督の父上とは懇意にさせていただいています。
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